「ハリネズミ(ハリモグラ?)」


実を言うと私・・・、
ちょっと褒められたりすると、
メチャクチャ調子に乗っちゃうタイプなんです。
(既に皆さん、お気付きとは思いますが・・・・)

で、
前回のアラカルトで、
沈没する船から乗客を飛び込ませる話をさせて頂いたのですが、

「オモシロイ」
「ちょっと感心しました」
「なるほど・・・と思いました」

・・・等々の感想を沢山頂戴いたしまして、
ちょっと調子に乗って、二匹目のドショウをと思っちゃったんですね。

この話も
前回の沈没の話と同様で、
私が新人研修だったか何かのセミナーで聞いた話です。
確か、
ドイツ(?)の偉い哲学者(?)の何とかって博士が提唱したそうです。
(随分チャランポランですが・・・)


・・・・>

有る夜の事、
ハリネズミ(ハリモグラ?)が2匹が散歩していると、
突然、嵐が吹き荒れ始めたんです。
2匹は慌てて樹木の穴に逃げ込んだのですが、
全身がビッショリと濡れ、寒くて寒くて堪りません。

「このままでは凍死してしまう!」

そこで、
2匹は身体を寄せ合って暖をとることにしたんですが、
なにせハリネズミ(ハリモグラ?)ですから、
近づきすぎると、
暖かいけど、お互いのハリが刺さって痛い。
離れすぎると
ハリは全然あたらないけど、寒い。

2匹は、
近づいたり離れたりしながら、
ちょうど良い距離を見つけて、
嵐が過ぎ去るのを待ったのです。

<・・・・


勘のいい人なら話を聞いただけで
「なるほどねぇ〜」・・・と感心しておられるかな?

実は、この話、
人間関係の距離感についての真理を述べてるんですね。

近づくと暖かいけど、近づき過ぎるとお互いを傷つけあう。
傷つくのが怖くて離れていると、とっても寒いし・・・。

親子、兄弟、友人、恋人、夫婦、上司と部下・・・etc
そして、
私たち添乗員とお客様・・・
それぞれの人間関係で距離は変ると思うんだけど、
ちょうど良い距離を捜すというのは非常に難しいんですよね。

皆さん、良い距離・・・保ってますか??

うぅ〜ん、
何か今回は高尚な話だなぁ〜??
(前回も同じこと言ってたような・・・)