「漢委奴国王印」


えぇ〜、先日、
京都国立博物館の「国宝展・第V期」に行ってきました。

第U期に行った時の事はFacebookに書きましたよね。

あの時は平日で雨が降っていたにもかかわらず、
長蛇の列で 展示会場に入れるまで約40分かかった!

・・・って。

今回は平日の晴天
展示会場に入るまで100分かかりました。 ((+_+))

で、
お目当ての漢委奴国王印の金印を見るのに
会場内で40分ほど並んで・・・

いやぁ〜、凄い混雑でした。

すると、一緒に見に行ってたSちゃんが、

「えぇー! こんなに小さいのぉーー!」

・・・って。

周りの見学者も皆、口々に

「小さい、小さい」

・・・って。



実は、漢委奴国王印の金印って縦横2.3cmなんですね。

Sちゃん曰く、

「私、学校の卒業証書の印鑑くらいの大きさだと思ってた」

あのね・・・
純金でそんなに大きかったら、片手で持てないって!

というより、
金印が使われていた時代って、まだ紙が発明されてなくて、
木簡、竹簡の時代だったんですね。

木簡、竹簡というのは、
木や竹を長さ20〜30cm、幅1.5〜2cm、厚さ2〜3mmの板にして、
それを10枚くらい紐でつなげて文章を書いてたんですね。

文章を書いたら、クルクルって丸めて筒状にして、
ほどけない様に粘土で止めて、粘土の上に金印を押すんですね。

今でもヨーロッパの上流階級の手紙なんかでは、
封筒をロウで止めて、家の紋章の印をロウに押し当てるでしょ。
(印というよりは指輪が多いけど)

アレと同じです。

だから小さいんですね。

・・・って、Sちゃんに説明してたら、
周りの人たちも私の話を聞いてたらしく、

「詳しいねぇ〜」
「学校の先生なの」

・・・と話しかけられて、なんか恥ずかしかったです。

まぁ〜、仕事柄でしょうか、
意外な知識が身についてたりして・・・

それにしても、凄い人でした。


write 2017.11.23