「特攻隊員が最後に機内で食べたお菓子」
鹿児島県鹿屋市「富久屋」


太平洋戦争中、
海軍航空基地のあった鹿屋市にある菓子店「富久屋」が、
特攻隊員向けに作っていた「タルト」と呼ばれる菓子を再現。

当時、たいへん貴重だった砂糖を使い、
出撃前の特攻隊員に渡されていたお菓子だそうです。

女将の北村さんの話では
店に遊びに来る隊員も多く、幼い北村さんを可愛がってくれ
親しい隊員の出撃日には、屋根から空を見上げたとのこと。


 特攻機は別れを告げるように、
 お店の上を低空で旋回し、
 白いマフラーをなびかせる
 隊員の姿を今も覚えている
 といいます。

 このお菓子を
 鹿屋市主催の慰霊祭で
 参加遺族に配ったところ、


「最後の瞬間にひもじい思いをしていなかったようで安心した」

・・・との声を聞いて、

戦争について多くの人に考えてもらうきっかけになればと、
5月から1本180円で販売を始めたとのことです。

私、読売新聞のこの記事を読んで、
思わず、涙が浮かんできました。

現在、
鹿屋には航空自衛隊の基地があって、基地内の資料館には、
旧日本海軍創設期〜第2次世界大戦までの資料が展示してあり、
特攻機や特攻隊員の遺書、遺品なども展示してあります。


私・・・、
知覧の特攻平和館も
鹿屋の資料館にも
何度か行ったことありますが、
特攻隊員の遺書や遺品を見ると涙が止まりませんでした。

特攻隊員のほとんどが20才前後の若者なんですから・・・


批判をする方が多いとは思いますが、
特攻隊をはじめとする英霊の方々の国や家族を想う気持ちが、
今の日本の繁栄につながっていると、私は思ってます。

私、今度、鹿児島に行くことがあったら、
このお菓子、ぜひ、購入させて頂きたいと思います。

隊員の方々が
特攻の直前の特攻機の中で、
どんな気持ちで、このお菓子を食べられたのか・・・

思いを馳せながら味わいたいと思います。


cf. 読売新聞 H29.06.07

write 2017.06.10