「義援金と支援金」


東日本大地震が起こってから、3週間が過ぎました。

テレビや新聞を見るのが、本当に辛いです。
(阪神大震災の時は、自分が被災していたので、茫然としてただけ)

少しでも被災された方のお役にたてればと、
医師会に被災地での活動するための支援金を送ったり
コンビニやスーパーではお釣りは必ず義援金箱に入れてます。
(恥ずかしい限りの金額ですが)

で、
テレビ等での募金の呼びかけやスーパー等の募金箱を見ると
義援金とか支援金とか書かれていますよね。

この違い・・ボヤァ〜とした感じでしか理解してなかったんですが、
今回、マスコミやネットでも結構紹介されたので、改めて認識しました。

義援金については、
公的な機関(赤十字とか)が被災者1人1人に配るお金。(お見舞い金?)

そういえば、阪神の時は1月に震災があって、
私達の手元に届いたのは、夏くらいだったとように覚えてます。

一方、支援金はNPOなどに寄付して、
災害支援、避難所への物資、炊き出し等に使われるもの。
つまり、
支援金は被災された方の元にスグに援助が届くという事だそうです。

ということは、
まずは、NPOとかに支援金を寄付して、
少し落ち着いてから赤十字などに義援金を寄付すれば良いって事!

でも実は、
私の場合は阪神の時のトラウマがあって
NPOとかボランティア団体というのは、ウゥ〜〜ン??なのです。

というのも、阪神の時に、
私の住む地域も建物が壊れ、インフラが完全に止まって、
自衛隊や他府県の自治体の方々の支援を受けている状況なのに
10以上のNPOやボランティア団体が支援金を集めに来たんです。

そりゃ、
私の地域より大変な地域がたくさんあるのは知っていましたが、
NPOのスタッフの心無い言葉は今でも忘れません。
(どのNPOも同じような感じ)

「同じ兵庫県の人が苦しくんでいるんですよ!
 あなた達は、何んとも思わないんですか?!
 あなた達は、それでも人間ですか?!」

私が自衛隊の給水車の列に1時間以上並んでいる時でした。

目立たない被災地にいた私のイメージでは、
NPO、ボランティアは、

 ・自分達の関係する地域や団体への支援が第一、
 ・2番目が、テレビ等、マスコミの取材が受けられる場所。
 ・その次が、目立つ支援方法
 ・おまけに、集めたお金を何に使っているかも???

他の地域で被災した友人達の話を聞いても異口同音。

それが証拠に、
体力と根気が必要な、地道な瓦礫の撤去などは、
私達住民と自衛隊が中心で
NPOやボランティアの人はほとんどいませんでした。

なので、
私は、医師会に寄付をしたんです。

被災した時には、
医師、看護師、メンタルカウンセラー等の専門家は本当に心強いので。

でも、
自己陶酔ではなく、被災者のために活動するNPOがあれば、
ぜひとも、支援金をお送りしたいとは思っています。
皆さん、ご存知ですか?

write 2011.04.01