「牛丼戦争」


今さら何なんですが、牛丼って安いですよね。
松屋なんか250円ですもん。

ただでも安いのに、
牛丼戦争と云う名の値下げ競争までしたりして・・・・
そこで思うのが、

「これで、本当に儲かってるの?」

・・・ってこと。
皆さんも、不思議に思いませんか?

そこで、私、ちょっと調べてみました! (暇人とか言わないでね)

で、
その儲けのカラクリなんですが、結論から言うと、

「牛丼だけでは儲けが出ないので、
 漬物、サラダ、味噌汁などのサイドメニューと定食で利益を出す。」

なんでも、
牛丼の最低価格は、
人件費をいれて240〜250円が儲けのボーダーライン。

牛丼1杯250円の場合、原価175円(肉は85円)、
人件費52円、諸経費14円、儲けは9円程度とか。

つまり、
1日1000人のお客さんでも、牛丼の儲けは1万円程。

そこで、
漬物、サラダ、味噌汁などのサイドメニューと定食メニューが、
ポイントになってくるんですね。

そういえば、
牛丼が一番安い松屋は、定食のメニューが豊富だし、
すき屋だって、トッピングが豊富。

一番高い吉野家は、定食メニューもトッピングも少ないような・・・


ちなみに、
マクドナルドのハンバーガーの原価は約60円、
ポテトが約15円、炭酸系ドリンク8円。

そして、
主力のハンバーガーの利益が少ないので考えられたのが、
「バリューセット」

これって、
ポテトと飲み物がセットなので利益が大幅にアップするんだって。
「バリューセット」ってお得なのは、客ではなくマクドナルドなんですね。


write 2011.03.01