「兵馬俑坑(へいぱようこう)」
中国西安


今回紹介するのは、
中国が誇る世界遺産の「兵馬俑坑」です。

さて、
この兵馬俑坑、
今更紹介する必要もないほど有名なんですが、
歴史や遺産というものに興味のない方々の中には
「そんなん聞いた事ないわ」
・・・って方もおられるかもしれないので、
簡単に説明させていただきますね。

兵馬俑坑は「20世紀最大の発見」といわれ、
1974年に農夫が井戸掘りの作業中に偶然見つけたんです。
秦の始皇帝の陵墓より東へ1.5kmに位置していて、
始皇帝を永遠に守るために副葬されたもので、
当時の秦の大軍団が等身大で再現されています。
現在発掘されている3つ坑には
等身大の人、馬等で合わせて約8000体もの俑があります。
また、
戰車兵、騎兵、歩兵など軍団だけでなく指令本部なども再現され、
まさに地下の大軍団の様相なのです。

 私も一度行ったことがあるんですが、
 体育館の化け物みたいなデェ〜ッカイ
 建物の中にドヤァーと実物大の兵士、
 軍馬、戦車などが立ち並んでいて、
 驚くことに、
 ポーズ、鎧、顔の表情が一体一体全て
 違うんですよ。

多民族軍団だった事からか、異なる民族の顔も見えたりします。
何と言っても、
中国にお出での際には必見の遺跡なのです。
 (というか、故宮博物館は私には高尚過ぎるし、長城は砂埃が・・・)


で、
この9月16日午後のこと、(2006年)
ドイツ人の美術学生パブロ・ウェンデル君が
自作の軍服を着用して、兵馬俑の立ち並ぶ
坑に侵入しちゃったんです。
警察官にバレルまでの数分間、
一兵士になりきって、まばたきひとつせず、
ジッと直立不動していたそうで・・・。
 (言うまでもなく、世界遺産に侵入しちゃぁ〜ダメです!)

逮捕されたパブロ君、
当然、警察でこってりしぼられた上で、強制送還!

いや、まぁ、何を考えてんだか、
おもろい人・・・ってか、アホやなぁ〜って。
でも、
それって、見てみたかったぁ〜
ってなわけで、
ロイター発の美術学生パブロ君の写真です、はい。

≪パブロ・ウェンデル君のお姿≫

うぅ〜ん、
見事でございます。
今回のスゴイは実はこのウェンデル君だったりして!

PS.
あの自作の軍服・・・警察に没収されたのかな・・・やっぱり?
ネットオークションで売れば高値つきそぉ〜