「くじらのたれ」
千葉県
南房総・千倉(ちくら)


まぁ〜、
何と言いますか、
ちょっと前に「鮭の酒びたし(新潟)」を紹介したばかりなのに
また酒の肴の紹介となってしまいました。
飲んべの性(サガ)とでも申しますか、
どうしてもこの手の珍味を避けて通る事が出来ないんですね。
はぁ〜・・・何とも情けない話です・・・女の子なのに・・・(~_~;)

ってなわけで、皆さん!
この「くじらのたれ」・・って何だと思います?!
もちろん、
くじらのエキスが入った「焼肉のタレ」じゃないですよぉ〜!

実は
この「くじらのたれ」というのは
ツチクジラの赤身を醤油や塩をベースにした独特なタレで一晩漬けて、
天日で干したものなんです。
簡単に言えば、
くじらの干物or干肉・・・つまり、ビーフジャーキーの鯨版なのです。
この間の「鮭の酒びたし」がビーフジャーキーの鮭版だったので
まんま同系統の珍味になります。
ただし、
「くじらのたれ」はお酒に浸しては食べません。
基本的な食べ方は

1.魚焼き網に乗せて焼く。(ガスでもいいけど理想は炭火)
2.焼き過ぎないように注意。(油が表面でジュクジュクする程度)
3.片面を焼いたら、裏面はさっと焼く。(上等の焼肉と一緒ね)
4.手で細かく裂いて、醤油やマヨネーズをつけて食べる。

・・・ってな感じです。

 
 私のお勧めは
 マヨネーズをつけてから
 さらにニンニク醤油をつけて食べる! 
 これが一番ビールに合うのです。
 ご飯の上に乗っけてもgoodです。


さて、
この「くじらのたれ」なんですが、
薄くて硬いモノと少し厚手で柔らかいモノがあるんです。
昔からの伝統的なのは薄くて硬いモノなんですが、
やっぱりお勧めは柔らかモノの方!
硬いモノは、
何んか・・・色の黒いスルメって感じで
「くじらのたれ」を食べてるという実感に欠けるんです。
それに、
肉厚で柔らかいモノの方が味もしっかりした感じがするし・・・

いずれにしろ
お酒を飲む人には最高のお土産になると思いますよ。
たぶん、
通販でも買えると思うので興味のある方はどうぞ!