「イナゴの佃煮」
長野県

皆さん、
イナゴ・・・って、ご存知ですよね。

あのバッタみたいな奴なんですけど、
たまにテレビで大発生しました・・・なんてやってるアイツです。

長野県では・・・信州地方では、
このイナゴ・・・佃煮にして食べるんです。

元々、信州地方では昆虫食が盛んだったそうで、
イナゴの佃煮だけでなくて、
蜂の子、蚕の蛹なんかも食べるんですよ。

その昔、
信州地方は、
東北地方の飢饉ほどではないにしろ、米が不足しがちの地方で、
蕎麦にしても、お焼きにしても、
元々は、米を食いつぶさない為の代用食だったんですね。
昆虫だって、
当時は立派なタンパク源なんです。

・・・で、
MoMoが初めて「イナゴの佃煮」を見たのは2年前、
長野県の某温泉にある居酒屋(?)さん・・・

「いらっしゃいませ!!」

元気の良いお兄ちゃんが、
ポンとテーブルにおいてくれたのが「イナゴの佃煮」

「うっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

MoMoは、そのまま気を失ってしまいました。
虫・・・・大の苦手なんです。
それが原型そのまま・・・・。

MoMoの周りのゲテモノ食いの連中が言うには、
濃い目の味付けだけど結構美味しい・・・らしく・・?!
お酒の肴には最高・・・らしく・・?!
お茶漬けにしても大満足・・・らしく・・?!
長野有数のオススメ品・・・らしい・・のです?!

特に、
先輩のKさんは、モロに虫という食感がヨロシイとかで・・、
信州に行く度に
「イナゴの佃煮」、「蜂の子」、「蚕の蛹」等々を買ってきては、
MoMoに薦めるんです。

「これ位食べられへんと、立派な人間になられへんぞ」・・・って。

「そんなん食べるくらいやったら、アホなままでイイです!!
 だいたい、ソレ、どこが美味しいんですか???」

「MoMoはアホやなぁ・・・虫は良質のたんぱく質やねんぞ。」

「先輩、もしかしたら、他にも虫も食べてるんですか?」

「当たり前やん」

「・・・・・・・・」


Kさん・・・曰く、
「おせちに飽きたら、イナゴもねっ。」

ちなみに、
Kさんは身体に良いからって、
カブトムシの幼虫を食べたことが・・・・