「うばが餅」
滋賀県草津


せっかく旅行をするんだったら、
観光地を周るだけじゃなく、その土地の歴史や文化に触れたいもの。

お土産だって同じすよね。

昔からの銘菓、名産といわれるものは、
どれも、神話や歴史の中に実際に登場していたり、
神話や歴史のエピソードにちなんだものが多かったりします。

例えば、
伊達政宗が赤福餅を食べて感動して作らせたズンダ餅とか・・・
銘菓、名産と云うモノは、謂れが分ればとっても楽しいのです。

代々受け継がれてきた味、銘菓や名産というものは、
その土地の歴史、文化の息づかいを感じることが出来るものです。

他県に似たようなモノがあっても、
やっぱり地域によって違いはあるし、ぜひ味わってほしいです。

流行のオシャレなお菓子や新しい名産も良いけど、
銘菓や名産を通じて歴史や文化に触れて欲しいな。 


 なぁ〜んて、
 メッチャそれらしい前振りですが、
 早い話が、先日、

 「うばがもち」

 ・・・をお土産に頂いて、
 皆で食べたわけです。


「うばがもち」といえば滋賀土産の定番。
近松の浄瑠璃や広重の浮世絵にも出てくる400年前からの銘菓です。

なんと、
徳川家康が大坂の陣の行き帰りに立ち寄って食したことから、
江戸時代には大名行列もこぞって立寄ったとか。

詳しい謂れは下記のHPで見て頂くとして、
この「うばかもち」

一口サイズでなかなか美味しいのです。

伊勢の赤福と似たようなものと言えばそれまでなのですが、
この大きさ、餅の歯ごたえ、餡の甘みのバランスが絶妙なのです。
噛み切らなくて良いというのがgoodだと思います。

一気に4〜5個は食べてしまいますよ。

ちなみに滋賀県草津は

・草津駅の観光案内所で「草津温泉どこですか?」と聞く人が多い
・実は「草津温泉」という銭湯が本当にある
・石山寺という紫式部ゆかりのお寺がある

・・・等々、小ネタも楽しい場所だったりします。
(ちなみに草津温泉は群馬県です)


cf.
photo. 「うばがもち」 http://www.ubagamochiya.jp/story/


write 2017.03.15