「でべら」
広島県 尾道


えぇ〜、先日、尾道に行って参りました!

この季節、尾道に行ったら、もうコレしかないでしょう!!

「でべら」

地元、尾道・広島はもちろんのこと、
西日本では知っている人が結構多いのですが、
東日本の方は知らない方も少なくないのではないでしょうか。

「でべら」は、地元では「デベラカレイ」と呼ばれていますが、
正式には「タマガンゾウヒラメ」・・・ヒラメの仲間です。

このデベラカレイを干したのが「でべら」
ビタミンB1、B2、D、Aにコラーゲンもたっぷり。
骨粗しょう症予防、老化予防、お肌の若さも保てたりします。

 写真では
 大きさが分かりにくいですが、
 大人の手のひら位か、
 それより1〜2周り小さい感じです。

 食べ方なのですが、
 まぁ〜、干物ですから、
 火で炙って食べるんですけど、

「てべら」の場合はちょっとひと手間加えるのがミソなのです。

@ まな板の上にてべらを置きます。

A 木槌orすりこぎ棒でトントン丁寧に裏表を叩きます

B 平らになったら、火で裏表を焼き過ぎないように炙ります

C 熱いうちに、頭を取って指を入れて表裏を二枚に穿がします

D 背骨をのぞきます (早い話が、指で三枚におろす)

E 適当な大きさにさきます

F 醤油、七味マヨネーズ、わさび醤油などで頂きます。


ビールにもよく合うし、
日本酒を飲む方だったら熱燗に入れれば最高です。

ご飯に乗せて御茶漬もアリです。

冬場に尾道に行くと、
水揚げされたばかりの「生のでべら」のお刺身や唐揚げも頂けます。

この唐揚げが美味しいのよぉ〜
表面はサクサク、パリパリなのに、白身はフワぁ〜って。
ヒレや尾っぽはカリカリしてお煎餅みたいでビールにぴったり!

まぁ〜、とにかく、
冬の尾道は「でへら」で決まりです。

write 2015.12.10