「十三や」
京都四条通


えぇ〜、
yukiちゃんが、何を思ったのか、

「つげの櫛(クシ)が欲しい!!」

・・・と、
突然、言い出したんです。

「つげの櫛」といえば、
言わずと知れた高級品で「大事に使えば一生もの」

実は、
私も、大学時代に、
「つげの櫛」買ってもらったんですよね〜。(yukiちゃんパパに・・・)

 で、
 「じゃぁ、
  京都の老舗に買いに行こうか?!」

 ・・・ってんで、
 行ってきたのが「十三や」 (写真)


「十三や」さんは、創業130年、
今では 「京都で唯一の手造りつげ櫛」のお店なのです。

素材の板削り ⇒ 歯挽き ⇒ 摺り ⇒ 磨き等々、
全ての工程がベテランの職人さん達の手作業で行われていて
なんと、一日に十枚前後しか作れないとの事!

つげ櫛のもととなるツゲは、鹿児島県指宿産。
指宿産のツゲは、ツゲのなかでも最高級とされていて、
堅くて粘りがあり木目の細かさが違うので、すべりがよく、
髪を傷めない優しい使い心地

但し、
値段がとんでもなく高い!!
飾り彫りのないシンプルなタイプでも
1万円前後。
少し大きめのモノや飾り彫りがあると、
即効2万円越え!!

いやぁ〜、
お小遣いで買うには勇気がいります。

おまけに
結構、扱いが面倒で、
水濡れ厳禁だったり、月一回、櫛に椿油を染み込ませたり・・・

でも、
極上の使用感に一生モノの風格は、他を寄せ付けないんですよね。

ぜひ、
彼氏(ご主人)、お父さん(お兄さん)にオネダリしてみて下さい。
yukiちゃんはパパにお小遣い貰って買いましたよぉ。

ちなみに
「十三や」の名前の由来は、
くしの「く」で九、「し」で四。九と四を足して、十三や。
これも京の粋(?)・・・いえいえ駄洒落でしょ!

write 2009.09.15