2005/11/01
「はんざき」


先日、出社すると
旅行シーズンど真ん中にもかかわらず、
うちの課(団体営業)のメンバーが皆いるんです。
いくら団体旅行とツアーは業務の流れが違うからといっても
やっばり、この時期に勢揃いは結構珍しいんです。

「へぇ〜、珍しい事もあるもんねぇ〜」

・・・というわけで、
就業後、皆で飲みにいく事になったんです。
本当なら、
この時期に全員が社内にいる程、仕事少なかったら、
大騒ぎするんじゃないかな?・・・とも思うのですが、
私も含めて皆、能天気で・・・(~_~;)
うぅ〜〜ん・・・・
まぁ、
ソレはさておき、
いつもの調子で私が飲んでいると課長が

「MoMoは『はんざき』って知ってるか?」

「えっと・・・サンショウウオの『はんざき』ですか?」

「そうそう、サンショウウオ。さすがやなぁ」

「へへぇ〜」(*^。^*)

実は、
サンショウウオの事を別名「はんざき」っていうんです。
なんでも、
サンショウウオは半分に裂いても死なない(?)・・・・ところから
そういう別名を持つようになったとか。

「でな、MoMo、
 H高原センターにサンショウウオがいるの知ってるやろ」

「はい」

「実はあのサンショウウオは2代目なんやけどな。初代はな・・・」


課長の話では、
その初代のサンショウウオは夫婦のサンショウウオだったんですが、
夫が死に、その後を追うように奥さんも死んでるんです。
その原因というのが、
夫サンショウウオ
⇒サンショウウオが本当に半分に裂かれても死なないか試そうと
  酔った客が身体をナイフで切裂いた為に・・・
奥さんサンショウウ
⇒サンショウウオの池に皆がコインを投げ込むので(トレビの泉?)、
  それが毎日体中に当たり続けた為にストレスで・・・

あまりの話にコメントの仕様が無くて、
ため息まじりに
「何か・・悲しい話ですね」・・・とつぶやいてると、
お店のお兄さんが元気良くやってきて、

「はい! ナマコ! お待たっせぇ!」

「げっ!!」

私・・・
ナマコがサンショウウオの切り身に見えてきて・・・
とても食べる気になりませんでした。
(課長は平気で食べてたけど・・・)