2004/03/15
「待受画面」

先日、
毎年お世話になっている
地元の自治会の旅行会に添乗したときのこと・・・。

朝、
ホテルを出発、帰路について、しばらくした頃、
Yさん(男性、50才位かなぁ〜、気さくな方です)が、
ホテルに携帯電話を忘れたことに気がつかれたんです。
そう、
前回のアラカルトで紹介した「ホテルでの忘れ物 Best 1」ですよね。

「MoMoちゃ〜ん・・・携帯・・・ホテルに忘れたよぉ〜!」

しかも、
風呂場か部屋かロビーか何処で忘れたのかも解らないとのこと・・・。
早速、ホテルに電話して、
シャープ製のシルバーのこうこうこういう電話だと伝えると、

「忘れ物として届いております」

「あぁ〜、よかったぁ〜、今、○○土産物センターにいるんです。
 すぐに持って来て頂けますか?」

「はい、もちろん、すぐにお届けに参りますが、
 持主ご本人様かどうか確認させて頂きたいのですが・・・」

「えぇ、もちろん」

「おそれいります。
 最近の携帯電話はショッピングやキャッシングまで出来ますので、
 うっかり持主以外の方に渡すと取返しのつかない事になりますので。
 ですから、お忘れになったお電話のプライベートな内容についても
 二、三、伺いたいのですが・・・」

「そうですね、ごもっともだと思います。」

この事をお客様に説明すると、

「何か取り調べうけるみたいで緊張するなぁ、ドキドキしてきたよ」

・・・20数分後、
ホテルの方がこられたので、Yさんを呼んでくると、
ホテルの方は、Yさんの顔を見るなり何の質問せずに

「この方です、この方の携帯電話に間違いないです」

「えっ・・・、あの・・・・よろしいんですか??」

・・・と、
MoMoが尋ねると

「えぇ、大丈夫です」

・・・と
笑いをこらえながら逃げるように走り去っていったんです。

「何でかなぁ〜」

・・・と
Yさんの携帯電話を見ると・・・・
ナント!待受画面が「Yさん本人の顔」のドアップなんです。

げっ、信じられない、
自分の顔のドアップを待受けにしてる人がいるなんて・・・
それも、お酒でも入ってるのか、
「鼻の穴をフン・・と開いたウレシソーな顔・・・」

そりゃ、
ホテルの人・・・笑うわけにいかないで逃げて帰るわけだわ。

でも
これ以上の決定的証拠ってまず無いですよね。