2003/06/08
「家族風呂」

いつもの事なんですけど、
行って来ました社員旅行(慰安旅行)。
人数は40人余り、男女比は半々ぐらいです。

・・・で、中に新婚ホヤホヤのカップルが一組。
社内結婚なんですね。
何でもこの4月に結婚したんだそうです。
また、
彼女の方が寿退社してて、
会社の仲間と会うのは久し振りって事もあって、
皆に散々冷やかされて、
イチャつくどころか、普通に話をする事だって出来ない様子。

おまけに社員旅行ですから、
もちろん部屋は男女別々。

ちょっと気の毒になって、
彼の方に耳打ちしたんです。
「宴会前に家族風呂を手配しましょうか??」

「えっ・・・家族で入れるお風呂があるんですか?」

「予約制で、少しお金かかるけどね・・・」
(旅のアラカルトのNo.27「家族風呂」を参照してね)

「ぜひ、お願いします。」

・・・・ってなわけで、
MoMoはフロントに行って、お2人のために予約を入れたんです。
でも、この後あんな事件がおこるなんて・・・

それは宴会前・・・、
幹事さんと打ち合わせをしてた時のこと。
23〜4才の女性が、
新婚の彼の手を引っ張りながら、スゴイ剣幕で近づいてきて・・・・。

「ちょっと、あんたが、こいつの添乗員!!??」

「えっ・・、あっ・・、はい・・、そうですが、何か?」

「何かじゃないわよ、この男、私のお風呂を覗いたのよ!!」

「まさか・・・、だって新婚さんなのよ。」

「それがどうしたのよ、あんた達1人残らず訴えてやる!!」

「はぁ・・・???」

全然わけが解らないので、
とりあえず、大興奮の彼女をなだめながら、
詳しく事情を聞いてみたんです。

・・・・・・

その日は、週末ということもあって
女性用の大浴場が満員だったらしく、
お風呂でゆっくりと疲れをとりたかった彼女は
家族風呂に入っていたらしいんです。
しかも、
鍵をかけずに。

・・・で、
そこにやってきたのが新婚の彼。
奥様を呼びに行く前に、家族風呂の場所を確認にやってきたんです。

「あぁー、ここか」
「あれ、カギか開いてる・・・ちょっと中も見てみよう・・・」

ガラッ・・・

「キャァーーー!!」

・・・・・

「その時間は、その新婚さんの予約の時間なのに、
 どうして貴女が、そのお風呂に入ってたの?」

「予約って何よ!」

「何よじゃ、ないわ、
 他人の予約時間に入ってるほうが悪いんじゃない
 それとも、貴女、家族風呂って何か知らないの!!」

ちょうど、その時、
騒ぎを聞きつけた女将がやって来て、
「まぁ、まぁ、どうしたんですか?
 添乗員同士で、お客様の前で大きな声をあげて・・・・」

「えっ・・・、貴女・・・、添乗員なの??」

そうなんです。
この人・・・プロのくせに「家族風呂」を知らなかったんです。

そこで、「家族風呂」のシステムを説明して、
お風呂を覗いたのは単なる事故で、
それも原因は彼じゃないことを説明したんです。

すると、その女添乗員・・・・、あろうことか、
「ちゃっんと分るように書いてないホテルの責任だ!」

結局、
その女添乗員の会社に電話して上司と話をして、
新婚の2人には「イヤな思いさせてゴメンネ」・・と平謝りして、
女将さんには、「お恥ずかしいところをお見せして」・・・と。

もぉーーー、バカ女添乗員のおかげでエライ目にあいました。

なんでも
そのバカ女添乗員、
今までもズゥーと「家族風呂」を勝手に使ってたそうですよ。

今回は、怒りまくりのMoMoでした。
でも、
あんまり怒ると美容に良くないのよね。