2003/04/28
「おねしょ」

さて、今回のお客様は、市の○○組合の方々。
いつも、ほのぼのとしてて、笑顔の耐えない皆様です。
毎年、
宴会では大勢のコンパニオンを呼んで、とっても賑やかなんです。
特に今年は、歌うは踊るはでスゴイ盛り上がりでした。

翌朝、
朝食場所では「いやぁ、夕べは騒いだからグッスリ眠れたよ」と、
皆さん血色のいい事いい事、ツヤッツヤの笑顔でした。
そんな中、
Tさん(男性)が泣きそうな顔で、
「MoMoちゃん、ちょっと、ちょっと」・・・と、私を外に連れ出したんです。

「いやぁ〜、夕べ飲みすぎて、布団でちよっと・・・・」

「は、はい??」

「洗濯代払うから・・・・あのぅ、皆には絶対秘密で・・・」

あっ、なぁ〜んだ、そういう事ね!

「大丈夫です、任せてください」

早速、仲居さんに耳打ち・・・
「2○○号室のお客様、おねしょ・・・、お願いします。」

5分後、仲居さんが戻ってきて
「2○○号室に、おねしょ、ありませんでしたよ。」

Tさんに、そう伝えると
「そんなことは無い、絶対にした!パンツ濡れてる」・・・と

仲居さんにもう一度、見に行って貰ったけど結果は同じ。

それでもTさんは、
「漏らして、金払わないのは恥だ!、絶対にしたんだ」
・・と、一歩も譲らないんです。
  (それに、そんなことで力説されても困るんですけどね。)

仕方ないので、
仲居さんと2人で部屋に見に行く事にしたんです。
部屋に向かう途中、
仲居さんがボソッと・・・

「あのお客様、お年だから、量が少なかったのでは・・・」

なるほど!!、そうかもしんない。

「乾いたのかな・・・・・」

しっ・・・しまった、エライこと・・・言ってしまったわ・・・

「そっ・・・そうですね。 じゃぁ、一つづつ調べますか??」

「そっ・・・そうね」 (ひぃ〜〜、そんなのイヤだぁ〜)

部屋には、
男性のジメッとした寝汗と、生暖かさが残る6組の布団。

覚悟を決めた仲居さんとMoMoは、
その布団の隅々にまで顔を埋め、においを嗅ぎまくったんです。
クンクン、クンクンって・・・・

汗臭っさ〜い・・・・、お酒臭っさ〜い・・・・。

あっ・・・、ちじれっ毛・・・?

あぁ〜ん!
朝っぱらから、こんな事してる私って一体?・・・・・・