2003/03/12
[トイレに行かせて!!」

今回の仕事は、
大阪北部の高級住宅地が広がる町の老人会の旅行会です。
老人会とは言っても、
外見も体力もスンゴクお若くて、60才前後にしか見えません。

このお客様なんですけど、今年で5回目(5年目)で、
MoMoが企画〜手配〜添乗まで、
一貫してお世話させていただいてる団体さんなんです。

何といっても、
この会の皆さんは、MoMoのことが大好きなもんで、
とにかく、MoMoと話がしたくて、話がしたくて、しかたないんです。
ですから、
バスの座席でも、皆さん、MoMoの近くに座りたくて大変なんです。
なんでも、くじ引きで順番を決めていそうで、
SAで休憩の度にMoMoの周りのメンバーが変わるんです。
お客様の話し相手になるのも仕事のうちですけど、
他の仕事ができなくなっちゃうんです。

・・・・で、今回なんですけど、
トイレ付きのバスが取れなかったんです。
老人会ということなので、トイレは必修だったんですが・・・・
それで、しかたなく、
SAごとにトイレ休憩を入れることにしたんです。

2回目のトイレ休憩・・・
「MoMoもトイレに行こ」・・・とバスを降りると、
トイレから帰ってきたお客様の一人が、

「MoMoちゃん!!」
「はいっ」
「いやぁー、MoMoちゃん、人気者だから話す間がなくて・・・」
「そんなぁー、いつでも声かけてくださいね。」

・・・と、バスの前で話し込んで、トイレに行けなかったんです。
「まっ、いいか、次のSAで行くから・・・・」

3回目のトイレ休憩・・・
トイレに向かって歩いていると、後ろから・・・

「MoMoちゃ〜ん・・・・」
「はいっ、何でしょう・・」

・・・で、トイレまで歩きながら話しをして、
さぁ、トイレに入ろうかと思うと、中からお客様が出てきて、

「あら、MoMoちゃん、いいところで会ったわ」
「あっ、いえ、わたし・・・・」
「ちょっと聞いてよ、MoMoちゃん・・・・」
「あ・・・、はい・・・」

・・・と、またトイレに行けなかったんです。

4回目のトイレ休憩・・・
「MoMoちゃ〜ん・・・・」
「は・・い・・・」


5回目のトイレ休憩・・・
「MoMoちゃ〜ん・・・・」
「あ・・・い・・・・・」

あぁ〜〜〜・・・・、もうダメ、膀胱が悲鳴あげてる。

6回目のトイレ休憩・・・
「MoMoちゃ〜ん・・・・」
声をかけてくださるお客様を放ったらかして、
脇目も振らずトイレに走るMoMoでした。

「お願い、お願いだから・・・、トイレに行かせて!!」