2003/01/10
[戒壇めぐり」

あけましておめでとうございます。
皆さん、お正月・・・・・どうでした??
初詣・・・・・行きましたか?
MoMoは、毎年、産土(うぶすな)と成田山と天神さんに行きます。
皆さんは、誰と何処に行ったのかな?

そこで今回の話なんですが、
別に初詣の話ってわけじゃないんですけど、
在阪の某農業委員会の添乗で、長野県善光寺に行った時の話です。

善光寺参りというと、やっぱり「戒壇めぐり」ですよね。
結構有名なんで、知ってる方も多いのでは・・・とも思いますけど、
若い方には、やっぱり分からないだろうから、一応お話ますね。

「戒壇めぐり」っていうのは、
本堂の地下にある真っ暗な部屋(通路?)に入って、
ご本尊様の真下についている「鍵」に手を触れる事ができれば、
極楽浄土へ行ける・・・・というものです。

地下への入口は、本堂のご本尊の横辺りにあるんですけど、
一歩中に入ると、暗いの暗くないのって・・・、暗いんですけど、
ホント・・・真の闇って感じなんです。
普通なら、慣れてくれば、うっすらでも見えるでしょう。
でも、ここは何も見えないの。
前を歩く人どころか、自分の手すら見えないんですよ。
この闇の中を、壁づたいに歩いて行って、「鍵」を探すんです。

今回の某農業委員会のお客様も、
極楽浄土への切符をかけて、張り切って地下へ・・・・・

「うわぁ、ホンマに真っ暗やなぁ・・・」
「何も見えへんやんないか・・・」

うんうん・・・、そうそう・・・、この暗闇がウリなんだから・・・・・
MoMoは、何度も来てて場所知ってるから、
教えてあげてもいいわよぉ〜・・・・・なぁ〜んて思ってたら・・・・。

若い幹事さんが、いきなり100円ライターを取り出して・・・、

『 ボッ・・・ 』

「これで大丈夫です!」
「あっありました!、皆さん、ここに錠があります!」

お客様方は、我も我もと、競って「鍵」に触れ、
呆気にとられているMoMoを尻目に
「錠に触れて良かったなぁ、ご利益あるよな」・・・と皆大喜びでした。

もちろん、お客様に喜んでいただくのが、
私達にとっては、一番うれしいことなんですけど、
ちょっとこれは・・・・・ねぇ。

だって、「戒壇めぐり」は暗闇の中で探すことに意味があると思うし、
はっきり言って、

「あんたら、バチ当たるんとちゃうか!!」