2002/11/15
「F○会32名様ぁ〜!!」

さて、今回のお仕事は、
ご町内の温泉大好き親睦会の「F○会」の温泉旅行です。

この時期は、旅行のシーズン真っ只中・・・ということで、
土・日・祝日ともなれば、観光地は人・人・人・人・・・・・です。
もう、何処からこんなに沸いて出てくるのかっていう位の人です。

おまけに、人で一杯になるのは観光地だけじゃないんです。
昼食場所だって、すごいもんです。
 (観光地以上に混んでたりします・・・皆さんも覚えがあるのでは・・・)
特に人気のあるお店なんかになると、
お昼だけで、2〜3回の入れ替えがあるなんて当たり前なんです。

・・・・・で、今日は、そんな人気店での昼食です。

私達が、お店に到着すると、

F○会様32名様、32名様のお客様ご到着です」

・・・のアナウンスが流れ、
出迎えの従業員が食事の部屋まで案内をしてくれました。

いざ、席に着いて見てみると、これがスゴイご馳走なんです。

「あれっ?、1500円の食事を手配したはずなのに・・・?」
「おっかしいなぁ・・・?」

部屋を間違えたのかな??・・・・と思って、
看板を見直してもF○会32名になってます。

「まっ、いっか!!、皆も喜んでるし。」

・・・というわけで、私は、さほど気にもせず、
ドライバーさんやガイドさんと一緒に乗務員室で、
貧相な乗務員食を食べてたんです。

約30分後・・・・・・店のアナウンスが・・・・・、
F○会社様、32名様ご到着です。」

「あ゛ぁ〜〜!!」

私は、ドライバーさんとガイドさんに、
「今すぐ、出発します。」・・・と言って、
お客様の所に飛んでいきました。

部屋に飛び込むと、丁度、デザートが運ばれてきた所。

「よっしゃぁ!、グッド・タイミング!」

「皆さん、果物を手に持って急いでください、今すぐ出発です。」

訳がわからず戸惑うお客様を無理やり追い立てて、バスに放り込み、
超特急で精算を済ませ、店を飛び出しました。

背中の向こうで、
F○会社の添乗員の怒鳴り声が聞こえます。

「3000円も払ってるのに何だあの食事は!!
 1000円か1500円くらいの食事にしか見えないじゃないか!」


さすがはプロです。
大当たりのビンゴです。

でも、MoMoだってプロ!!
ここで、捕まるわけには参りません。 (なんのこっちゃ・・・・??)

猛ダッシュで、バスに飛び乗り、叫びました。
「すぐ出して、早くココから離れて!!」

後で、お客様に事情を話すと・・・、

「ラッキー!MoMoちゃんエライ!」・・・・と大喜び。

その後、
お店からも何の問い合わせもありません。
お店のミスだから、言って来れないんですよね。
私達も、間違いに気付かない振りして、さっさと店を出て行ったし・・・。

でも、F○会社の皆さんには、ごめんなさい・・・です。

MoMoは、悪い女です。
思いっきり、確信犯です。