2017/03/15
「占い師」


大阪の某金融系企業の慰安旅行にて行ったときの事です。

参加者の一人、新婚6ヶ月のM美さん(24才)は、
とにかく占いが大好きのようで、血液型や何とか占術に夢中なのです。

「去年、結婚しなかったら、私、命が危なかったのよ。」
「その主人も、占いで探して結婚したのよ」

・・・等々、私に一生懸命に話してくれるのです。

占いにあまり興味のない私は

「はぁ〜、はぁ〜、そうなんですか。」

・・・って感じ。

で、目的地の中国地方の某温泉地についても

「ここには、スゴク有名な占い師さんがいるんですよ!
 後で、MoMoさんも一緒に行きましょうね。」

・・・って。 (;一_一)

別に行きたくもなかったのですが、
何となく、他の旅行参加者数人と占い師の元へ・・・

その占い師さん、M美さんのノリノリの雰囲気を見て取ったのか

「あなたこのままでは幸せになれませんよ」

「えっ、どうして」

「あなたの周りに何かしら悪い気が漂っているのです。
 神聖な赤い石を持てば悪い気が去り、運気が上がります。
 このパワーストーンがあなたにはいいでしょう」

私、絶対に怪しいと思ったので

「怪しいと思うよ」

・・・と、彼女の耳元に囁いたのですが、

M美さん「私、買います」

占い師 「よかったわ。
      あなた、この石を買わなかったら、
      一生結婚できなかったところよ。 コレで安心だわ。」

M美さん「えっ?」

占い師 「すばらしいご縁に恵まれますよ」

M美さん「私、新婚なんですけど・・・」

占い師、「おかしいですね。 あなた、私を騙してませんか?」

MoMo  「それはこっちの台詞です!」