2015/09/10
「激突」


旅行シーズンの週末ともなると、高速道路はどこも大渋滞です。
となると、どうしても心配になるのが

「ト・イ・レ」

トイレ付のバスであれば問題はないのですが、
一般的なバスや乗用車の場合は死活問題(?)ですよね。

今回の話は、
そのトイレの付いてない一般的なバスでの旅行に添乗した時の事です。

Tさん 「MoMoちゃん、まだ? 俺、もう、漏れそう」

MoMo 「もう少し、もう少しでSAに着きますから」

路肩で済ませるという方法もあるのですが、
若い男性ならともかく、シニア世代となるとそうもいきません。

十数分後、やっとSAに到着。
バスが駐車場に入るなり、
Tさんは、

「もうダメ! 降ろしてくれ!」

・・・と、
バスを飛び降り、

「あっ、Tさん! トイレは店内より駐車場側が空いてますよぉー」

・・・と、
叫ぶ私の声も耳に入らないようで、SAの店内に向かって猛ダッシュ

バスの中から、Tさんの背中を目で追っていると

「ドガァ〜ン!!」 (・・・って、音がした感じで)

Tさんが、自動ドアに激突して倒れたんです。

ガラスがキレイに磨き上げられていて気付かなかったのか、
ドアを開くのを待てずに飛び込んでしまったのか・・・??

「私も降ります!」

・・・って、
バスを飛び下りて駆けつけた時には
Tさんはオシッコの海の中で気絶されてました。

「大丈夫ですか!?」 

頭打ってる可能性もあるので動かすことは出来ません。
胸に手を当てると心臓はちゃんと動いてる様子

「救急車を!」

・・・とSAの人に声をかけ、

「もう呼びました」

「ありがとうございます」

ピーポー、ピーポー 

・・・程なく、遠くで聞こえる救急車の音。

一緒に
救急車に乗り込んで病院へ。

Tさん、搬送途中で気がついて、

「あっ、MoMoちゃん。 ここどこや?」

「ここどこや・・・って、救急車の中ですよ。」

でも、安心した途端に腹が立ってきて、

「誰のお蔭で、こんな目にあってる思うてんの!!」

「ご、ごめん、よく分からへんけど、ゴメン」

「ゴメンじゃないですよ。皆だって心配してたんだから」

で、
ホッとして、気がついたのですが、

私、靴も服もオシッコまみれ。

「クリーニング代、経費で落ちるかなぁ〜」

「あっ、それ位、俺が出したるわ!」

「あのね・・・」(~_~;)


結果、軽い脳震盪で別条がなかったのですが、
なんとも人騒がせな話で、

ドォッ!!

・・・と疲れてしまいました。