2002/4/7
「心付け」

今回のお客様は同族会社の皆様です。
お父さんが会長で、男女5人の子供が、それぞれ重役さんです。
初めてのお客様です。

旅行初日
「おはようございます。よろしく・・・・」の挨拶が済まないうちに
会長さんからドライバー、ガイド、私の3人は心付けを頂きました。

「ありがとうございます。お気遣いいただいて・・・」

しばらくすると、今度は長男さんが、心付けを持ってきたんです。

「お父様から頂きましたから・・・」とお断り申し上げても、

「いえいえ、これは私の気持ちですから・・」と、強引に・・・・。

「そっ、そうですか、じゃぁ遠慮なく・・・」

そして、次は長女さん・・・「お世話になります」・・・

その後も、ご兄弟が次々と、やってきて・・

「もっ、もしかしたら、
親子・兄弟間で仲悪くて、競い合ってるのかしら・・・?」

家族内のゴタゴタに巻き込まれるのではと、
ドライバー、ガイド、私の3人に緊張が走りました。

ドライバーさんもガイドさんも
「添乗さんの考えに任せます・・・。」
と頂いた心付けを私に預けるし。
「あ〜ん、どうしよう?!」

でも、様子を観察しているとすんごく仲がいいんです。
親子・兄弟同士で張り合っている様子なんて全くありません。

私が、気を使っているのを見て取ったのか、
 (今思うと、結構、オドオドしていたのかもしれません。)

「私達一人一人の気持ちだから・・取っといてくださいね」
・・・って、長男さんがおっしゃったんです。

「でっ、でも、こんなに、頂けませんし・・・・・」

と恐縮しながらも
SHOPINGの予定を立てたMoMoでした。