2010/04/15
「乗務員部屋」


添乗先のホテルで私達が泊まる部屋って
一般客室じゃなくて乗務員(添乗員)専用の部屋なんです。

まっ、
乗務員部屋のネタは、これまでも何度も紹介しているので
皆さんもご承知いただいてるとは思いますが、
それこそ・・・

「狭い」「汚い」「掃除してない」・・・三拍子揃い踏み!

冷蔵庫、エアコン、トイレ、バスがないのも当り前。

なもんで、
いつもある程度の覚悟はしているんですけど、
この時だけは、本当にビックリしちゃたんです。

フロントで鍵をもらって
乗務員部屋のフロアに上がってみると
1m おき位にドアがズラァーと並んでいるんです。

まぁ
ホテルのフロアですから、
ドアが並んでいるのは当り前なんですが、
こんなにドアとドアの間が近いなんて初めて!

おまけに
ドアのすぐ前というか横には
紳士モノの革靴やら婦人用パンプスが置かれています。

「変なの? どういうことかな??」 

呆気にとられながら
指定された部屋番号(ドアナンバー)を捜し、ドアを開けると・・・

「な、何、コレ? カプセルホテルの廉価版??」

なんと、その部屋・・・部屋一杯がベッドになってるんです。
ってか、
シングルのベッドが壁に囲まれていて、床の部分が全くないんです。

もちろん、
脱いだ靴を置くスペースすらないんです。
(廊下に靴が並んでたのも納得)

「このベッド・・・どうやって部屋に入れたんだろ??」


仕方なく、靴を脱いで廊下に置き、
ベッドに上がって部屋の奥へ入っていくと、
枕元にダイヤル式の古い電話。

(今でも、使ってるんだ、こんな古い電話・・・)

で、
寝るのに邪魔にならない様にベッドの隅に追いやって寝転がってみる。

「狭い!」

・・・というかスゴイ圧迫感。(壁が迫ってきて怖い)

「これは、『夕食済ませたら、スグに寝ろ』・・・って事なのかな〜?」


なんて思ってたら、そういう日に限って、
宴会等々でバタバタしてしまって、夕食が食べれなず、

「ふぅ〜、疲れた・・もう、いいや、そのまま寝よ」

・・・と、
思いながら廊下を歩いていると、仲居さんが追いかけてきて、

「添乗さん、夕食、食べておられないでしょう。
 後で、何かお部屋に運ばせていただきますね。」

「あっ、ありがとうございます。」\(~o~)/

部屋(ベッド?)に戻って十数分後、
おにぎりとお漬物でも持ってきてくれるのかと思ったら、
なんと!
お膳をそのまま持ってきて下さったんです。

「どうぞ、一杯召し上がってくださいね。
 食事終わられたら、廊下に出して置いて下されば結構ですので」

「あ、ありがとうございます」

・・・って、
こんなスゴイの何処に置けばいいの??

PS.
ベッドや布団を汚したら大変なので、
バスタオルを広げて食べました。(*^。^*)