2009/11/15
「被害確認」


先日、
島根に行った時のことです。
(出雲は神在月なので観光客が多いのです。)

早朝、
何やら外が騒がしいので廊下に出てみると、
ホテルのスタッフが、数人の警察の方に何か説明をしています。

「何かあったのかな?」

ロビー ⇒ フロントに降りて行くと、
警察の方が何人も来ていて、
ホテルの支配人、スタッフと話をしています。

MoMo 「あのぉ〜、何かあったんですか?」

警察 「貴女は?」

MoMo 「○△旅行の者ですが、今日、コチラに・・・」

警察 「そうですか。
     先程、ホテル内で窃盗犯が捕まりまして、
     貴女のお客さんの中にも被害にあわれた方いませんか?」

MoMo 「い、いえ、今のところ、何も・・・」

で、
朝食後、
被害の心当たりのある宿泊客がロビーに集合

警察 「ここに広げてあるものが、
     窃盗犯が皆さんから盗んだと思われる品々です。
     ご自身の物があれば、仰ってください。 
     中身を確認のうえ、お返しいたします。
     また、その場合は、
     ご足労ですが、盗まれた時の状況を伺わせてください。」

MoMo 「うわぁ〜、いかにも高級品ばっかり!!」

客A 「この時計、私のです。 
    時計の裏に私のネームが入ってますから」

客B 「そのバッグは私の物です。 中身は○○と△△と□□・・・」

警官 「はい、確かに。
     確認できましたのでお返しします。
     そちらで、状況をお聞かせ頂きますので、お願いします。」

その時、
私のお客様のSさん、
(Sさんは、40代前半のセレブ夫人)

Sさん 「MoMoさん、
      あのプ○ダのポーチ、私のなの、取りに行ってもらえない?」

MoMo 「こういう事は、ご本人でないと・・・、中身の確認もありますし。」

Sさん 「だから、MoMoさんに頼んでるんじゃないの。」

MoMo 「でも・・・・」

Sさん 「MoMoさん、貴女、意外に気が利かないわね。
      ツアコンなんだからその位しなさいよ!」

MoMo 「そう言われましても・・・・」

Sさん 「お巡りさん!!
      そのプ○ダのポーチ、こちらの添乗さんのですって!」

MoMo 「えっ!」 \(゜ロ\)(/ロ゜)/

警官 「はい。 中身は何でしょう?」

MoMo 「な、な、中は・・・?!」

Sさん 「電動バイブ!!」(私の耳元で)

MoMo 「えぇーーー!!!」

ビックリして、口をパクパクしていると、
お巡りさん、ポーチの中を見て、一瞬、目が点になって、

警官 「あっ、いいです。 お返しします。」

MoMo 「あ、ありがとうございます。 で、でも、これ・・・」 (T_T)

警官 「判ってますよ。 大変なお仕事ですね。」

優しいお巡りさん、
判ってくれて、ありがとうございました。