2009/05/01
「そっち?!」


旅行に出ると、
つい、気が大きくなるというか、
ハメを外したくなるというか、
特に、
男性ばかりの旅行では、この時ばかりと・・・・

そう!
女の子に走っちゃうんですね。

その、つまり、アレ・・・ですね。

お客様によっては、
この麗しき乙女のMoMo様に向かって、

「MoMoちゃん、お店、手配してよ!!」

「何言ってんですか。そんな事出来るわけないでしょ。 
 勝手に探して下さい!!」

「そんなぁ、MoMoちゃん、冷たいなぁ〜」

「だってぇ、奥様とか彼女に悪いでしょ、そんな事しちゃ。」(-"-)

「MoMoちゃん、それは違う! 
 かみさんや彼女を大切にする為には、それが必要なんや!」

「なんでやねん」(;一_一)

そんなこんなで、
お客様方、皆揃って、遊びに出かけ
翌日のバスの中では、それぞれの武勇伝で大騒ぎって感じです。
聞かされる私としては、堪ったもんじゃありません。
何たって「純情乙女」でから。

「皆さん、昨夜は、いっぱい楽しめましたかぁ〜」

「おぉー!!」
「どんなんやったか、教えたろかぁ」

「いらんわ、そんなもん!」

・・・ってな感じで、
皆、楽しそうに話しているのに、
T君(28才・・だったと思う)が一人、静かなんです。

「T君、どうしたの?」

「いや〜、昨夜、皆と一緒に遊びに出たんだけど・・・」

「相手見つからなかったの?」

「いや、ちゃんと、見つかったんですけど・・・」

「あんまり良くなかったの?」

「・・・・・」

「ごめん、聞かない方が良かったかな?」

「いえ、実は、相手の女の子、大学時代の彼女だったんです。」

「えぇー!!」

「こんな所で、こんな仕事してるなんて・・・」

「そ、それはショックよねぇ。」

「そうなんです。 
 あの頃はタダだったのに、昨夜はお金取ったんですよ、アイツ。」

「えっ、そっち?!」(;一_一)