2008/11/15
「添乗員?」


私達、添乗員は、
男女共に黒または紺のスーツを着ていることが多いんです。
ですから、
ホテルでは他のお客様に、よくホテルマンと間違えられるんですね。

ついこの間も・・・

宴会後、
私が浴衣姿でお風呂に行こうとすると・・・

お客様 「あぁ、MoMoちゃん、良いとこで会ったよ。 
      予約したカラオケボックスは何処かな?
      地下のボックスに行ったら予約されてないって!?」

MoMo  「えっ、ちゃんとフロントにお願いしておいたんですけど・・・?」

そこへ、
通りすがりのホテルマン(20代後半、かなりのイケメン)に

MoMo    「すみません、カラオケボックスは何処ですか?」

ホテルマン 「あの角を曲がって、階段を降りた所ですよ」

MoMo    「ボックスは地下にあるだけですか?」

ホテルマン 「はい、そうですよ。」

MoMo    「あのぉ〜、○○会なんですけど、
         ちゃんと予約したはずなのに、出来てないって・・・」

ホテルマン 「カラオケボックスの入口に受付がありますから、
         そこでもう一度確認されたらいかがでしょう。」

MoMo    「ちゃんと、調べて頂けませんか?!」

ホテルマン 「すみません。 僕、添乗員なんです。」(爽やかな笑顔)

MoMo    「えっ! あっ、こちらこそ、ゴメンナサイ」

なもんで、
私がフロントに確認して、
お客様にカラオケを楽しんで頂けることになったんですが、
翌朝、
エレベーターで、
昨夜のホテルマン、いえ、添乗員にバッタリ。

その瞬間、
私はさりげなく(超高速で)、胸のネームプレートを隠し・・・
(社名と私の名前書いてるので、添乗員ってバレちゃう)

MoMo  「おはようございます。 昨夜は失礼いたしました。」

添乗員 「あれから大丈夫でしたか?」

MoMo  「はい、お蔭様で・・・」

添乗員 「このホテル、広いですからね。 慰安旅行ですか?」(*^_^*)

そうこう話しているうちに、一階に到着。
 
添乗員 「僕の名刺です。よかったらどうぞ」

・・・と、
彼が名刺を差し出した瞬間、

仲居さんが、
「添乗さ〜ん、MoMoさぁ〜ん、」
・・・って、
駆け寄ってきたんです。

MoMo   「ゲッ!」

添乗員 「あ、貴女も添乗員なんですか?」

MoMo  「えっ、まぁ〜、なんか、そんなもんです・・・」(T_T)

添乗員 「・・・」(~_~;)

彼、差し出した名刺を、どうすればいいのか迷ってたので、

MoMo  「あっ、どうせですし、貰うだけ貰っときます。」

添乗員 「あっ、はい、どうぞ・・・」

彼の呆気にとられた顔が頭から離れません。
そりゃ、私だって神様じゃないんだから、間違うことだってあるわよ!!
フン!!