2008/09/01
「乗務員室の熱い夜」


神戸市のとある会社の慰安旅行でのこと・・・

宴会中に部長さんが
私に耳打ちしたんです。

「MoMoちゃん、MoMoちゃん、
 僕なぁ、イビキが大きいねん。
 部屋の皆に迷惑かけられないし、部屋を別に用意してくれるかな?」

「それは、構いませんが、部屋が空いているかどうか・・・??」

案の定、
この日は夏休みの真っ最中の週末、
団体さんは少ないけど家族などの個人旅行で部屋は満室。
唯一、空いてるのは乗務員部屋だけ。

仕方なく部長に事情を話すと

「それで結構だよ。」

「でも、乗務員室は狭いし汚いし、
 お客様用ではないので、設備も整ってませんけど、よろしいですか?」

「いいよ、いいよ。
 ただ、気を使わせるといけないから、皆には内緒でね。」

「えぇ、それはいいですけど・・・」

さて、
宴会も大盛り上がりのうち終了、そして2次会も終わり、
アルコールで熱くなった体と酔いを覚ますために
皆さんとホテルの中庭(日本庭園?)を散歩していると、

「あっ、あっ・・・・」

いかにもあの声!!
誰かが窓を開けたままでやってるようです。

「おっ、なかなか、いい声だねぇ〜」

・・・ってんで、
皆で、声の聞こえやすい所に移動!!

「あっ、あっ、いくぅ〜」

・・・しばしの沈黙

女性の声 「それにしてもこの部屋、暑くてたまんなぁ〜い」

男性の声 「乗務員室だし、冷房壊れてるから仕方ないよ。
       これでも、MoMoちゃんに無理言って取ってもらったんだし。
       それより、皆が2次会から帰ってくるまで時間も無いし、
       ほら、もう一回するぞ!」

女性の声 「どうしたの? 今日は? もう3回目よ・・・」


・・・この会話を聞いていた私達は

「ちょっと、コレ、部長さんみたいよ!」

「この女の声、Mちゃんとちゃうか?」
 (Mちゃんは27歳位、おとなしそうな女性です)

「間違いないわ、Mの声よ」

「あの二人って、そういう関係だったん!」

部長さんはイビキって言ってたけど、
それはそれは官能的で情熱的な大きな声でした。

冷房壊れてても我慢してやるなんて、乗務員室ならではの事ですが、
窓を開けてちゃぁ〜バレバレですよ!(#^.^#)