2008/07/01
「タオル」


南大阪の某会社の社員旅行。
ホテルを出発する直前のロビーで、
若い女子社員が

「MoMoさん、どうしよう。 私、部屋に時計忘れてきちゃった〜?」

「あっ、いいわよ、私が取って来て上げる。」

「えっ、いいんですか?」

「うん、いいよ。掃除の人が入ってるかもしれないし」

「じゃぁ、お願いします。」

・・・ってんで、
彼女の部屋に小走りで向かったんです。
彼女の部屋は4人部屋の和室。

早速、部屋に入り

『掃除の方はまだ来てないみたいね。
 ・・・って、
 なんて、散らかった部屋なの?
 女の子なんだから、
 せめて、布団くらい整えてから退出して欲しいよねぇ〜』

・・・なんて、考えていると、

「若い女の子の匂いがするねぇ〜」

ビックリして振り向くと
私の後に幹事のMさん(50才位男性)が立っています。

「な、何してるんですか?」

「いやぁ〜、MoMoちゃん1人じゃ、心細いかと思って・・」

「何、言ってんですか!
 女の子の泊ってた部屋に入ってくるなんて、
 セクハラですよ、セ・ク・ハ・ラ!!」

「いやいや、そんなつもりは・・ハハハッ!(*^。^*)」

「もう〜、ほら、行きますよ!」

私がテーブルの上に忘れられていた時計を手に取って、
そう言うと

「あ、うん、わかった、わかった」

・・・と言いつつ、
部屋に干しっぱなしになっていた
彼女達がお風呂で体を洗っただろうタオルを手に取り、

「これも忘れてるのかなぁ、いらないんだなぁ、もったいないよねぇ」

・・・と、顔にスリスリ。

「何、やってんですか?、ほら!!」

・・・と、
彼の手を引っ張って部屋を出たんですが、
私が気づかないうちに、そのタオルを懐に入れてたみたいで、
その日、一日中、彼は

「いやぁ、本当に暑いなぁ〜」

・・・とか言いながら
タオルで顔を拭き拭きしてました。
うっとりした表情で・・・

変態!! (-_-)/~~~ピシー!ピシー!