2007/11/01
「グッドアイデア」


4年前から
私を必ず指名して下さる自治会があるんです。

皆さん、私のこと可愛がって下さっていて、
旅行の企画から添乗までフルにお世話させて頂いてるんですが・・、
お一人だけ
私のこと、思いっきり敵対視してる方がおられるんですね。

というのも
私がこの自治会を担当する前は
この方の親戚の方の旅行社に頼んでたそうなんです。
それが、
「一度別のところに頼んでみようか」・・・って事で、
私の会社に来られて・・・。

で、
その時、私がたまたま対応することになって、
そのまま、私が旅行の企画から添乗までお世話したんですけど
それが、
今までの旅行以上のバカウケだったらしく、それ以来・・・

たぶん、きっと、
私が、親戚の仕事を横取りしたと思ってるんでしょうね。
まぁ、確かにそうなんですけど・・・

・・なもんで、
このお方、バスの中でも宴会中でも
ずぅ〜〜〜っと、私のこと睨みつけてくるんです。

「じゃぁ、旅行に来なきゃいいのに!!」

なんて思うんですけど、
毎年やってくるんですよね。

仕方ないので、
彼の怒りの視線を何とか受け流していたんですが、
昨年、ある事に気が付いたんです。

「こ、これは、いける!」

で、
今年、このアイデアを試してみたところ大成功!
帰りのバスの中では、

「MoMoちゃんは、若いのによぉ〜出来た子や」
「MoMoちゃんは、ホンマに可愛いなぁ〜」
「わし、MoMoちゃんの大ファンになってしもたわ」

ってな感じで
もう、もう、もう、もう、私にべったり!

何に気がついたかというと、
彼は宴会に唄う河内音頭が凄く自慢ってこと・・・
にもかかわらず、
皆は余り真剣に聞いていないこと・・・(だって、宴会中だし)

そこで、
コンパニオン、仲居さんに頼みこんで、
歌ってる最中はご飯ついだりお酒ついだりもせず、
正座して真剣に歌を聴いてもらったんです。
(仲居さん達が手を止めて、歌を聴いていると、
 他のお客様も皆、仕方ないので真剣に歌を聴くんですね・・・)

で、
唄い終わったら

「こんな凄い河内音頭はじめて、聞きほれてしまいましたぁ〜」

・・・って大絶賛してもらったんです。

まあ、
その時の彼の嬉しそうな顔ったら、
もう、もう、もう、もう、キャー・・・って感じでした。

うぅ〜ん、私って策士かも