2007/04/15
「名前」


皆さん、
名前の読み方って難しいと思いませんか?
(地名もそうですけど・・・)

めったにないような珍名だとか
普段には見ないような難しい漢字を使っているのなら、
読めなくても全然仕方ないんですけど、
それこそ
小学校の低学年で習うような漢字が並んでるのに読めない・・・とか
読み方が何パターンもある場合も困りますよね。
例えば
英治 ⇒ エイジ、ヒデジ、ヒデハル
浩一 ⇒ ヒロカズ、コウイチ
智恵 ⇒ チエ、トモエ ・・・・etc.

というのも、
添乗をする際には、
学校の先生みたいに、参加者の確認をするからなんです。
「大阪太郎さん」
「おぅ!」
「はじめまして、MoMoです。よろしくお願いします。」

「兵庫花子さん」
「はい」
「お久し振りです。今回もよろしく」

・・・ってな感じ。

信じられないかもしれませんが、
私、この時に、お客様の顔を名前がほぼ一致するんですよ。
30人位までの団体ならまず一発コンプリートです。
普段は記憶力無いのに、この時だけ何故かスグに憶えられるんです。
なもんで、
お客様に声を掛けるときに
「お客様」ではなく「○○さん」って言うので、スゴク喜ばれるんですよ。

まっ、
それはさておき、
先日、大阪の北部に位置するT市の某自治会のバス旅行でのこと。
挨拶の後、
いつものようにお客様の出席(点呼)をとったんです。

「○○さん」・・「はい」・・「よろしくお願いします」
「△△さん」・・・・

「えっと、山田・・・・? 山田さん、
 申し訳ございません。 下のお名前は何てお読みするんですか?」

「浅井さん・・・あのぉ〜・・下のお名前は・・・」

・・・って、
読みにくいお名前が3人続けて出てきたんです。

すると、
私のすぐ後ろに陣取っていた
50代後半のおば様方3人が小声でボソボソと

「あの娘、漢字もまともに読めないのね。」
「ホント、頭悪そうな顔してるもんね〜」
「あれ、絶対、中学もちゃんと行ってないよ。」
「わかる、わかる・・・今でこそ真面目な振りしてるけど、実は・・」
「そう、そう、実は不良で、暴走族だったとか・・・」

あのねぇ〜
名前の読み方を尋ねただけで、
何でそこまで、メチャクチャ言われるわけ??
大体、
おばさん達とは、今日が初対面で、
まだ顔合わせてから30分も経ってないでしょ。
・・と
カチン!ときたけど、
そこは客商売、聞こえない振りして点呼を続けたわけです。

「オギワラマサヒコ(荻原雅彦)さん」・・「はい」・・・

と、
またまた
おば様方3人が小声でボソボソと

「いや〜、あの娘、オギワラ(荻原)って読めたわ!」
「なに言うてんの、俳優のオギワラナガレっておるやん」
「あっそうか、それで読めたんか。」
「今時の若い娘はテレビだけは見てるからな。」

ふぅ〜(-_-;)
俳優の萩原流行さんはハギワラって読むんですけど。
あんた達は
「萩(ハギ)」と「荻(オギ)」の区別もつかんのか!

結局、
1泊2日の旅行中、
この御三方は、ずっとそんな調子でした。

後で幹事さんに聞いたところ
男性達が皆
「MoMoちゃん、MoMoちゃん」
・・・って親しげに話してるのが気に入らなかったとか。
何それ?!


ちなみに
名前が珍名や難解漢字の場合には
誰もが読めない事をご本人も自覚しておられるから、
「これ、何て、お読みするんですか?」
・・・ってお聞きする事で、
会話がスムースに進んだりします。

もし、
知っていても
「これ、何て、お読みするんですか?」・・・ってお尋ねして、
「えっ〜、そんなんですかぁ〜!」・・・って、
私、必ず言います。
だって、
聞かないと、驚かないと、かえって失礼な気がするので・・