2007/01/15
「誰の手??」


旅行の楽しみの一つといえば豪華な夕食ですよね。
地元の山の幸or海の幸を使った豪華な食事と美味しいお酒。

一般的なツアーの場合には
添乗員がお客様の夕食の際にお世話をするという事はないのですが、
会社の社員旅行や各種団体の懇親旅行等の団体旅行では、
添乗員が夕食⇒宴会に同席して、
お客様のお世話をする場合があるんですよ。

とはいっても、
コンパニオンのような
カラオケのデュエットの相手やお酌&トークじゃないですよぉ〜。
配膳のタイミング、
料理、食材の質、量、盛り付け等、
アルコールの追加の調整、
仲居、コンパニオンの配置、態度、
お客様の体調・・・・等々に全て目を光らせてます。
まっ、
カラオケの司会ぐらいはやりますけどね。
(・・・ってか、私、これ得意技です。お客様もスゴク喜んでくれるし)

ですから、
宴会に同席はしていてもビールも乾杯の時ぐらい、
食事も合間合間にかっ込むような感じなんですよ。
つまり、
これも大事な営業活動の一つってな感じです。

・・・って、
前振りが長くなっちゃいましたが、
昨年末、大阪市の某自治会の懇親旅行でのこと。
前述のごとく
宴会に同席して皆様のお世話をしていたんですね。

合間を見て、
席についてお膳の料理をかっ込み始めると、
コンパニオンのリーダーの子がやってきて、
「添乗さん、大変ですね。おビールいかがですか?」
「ありがとう、でも、いいわ、一応仕事中だし。」
その後
料理を急いで食べながら、
コンパニオンの配置や動きについて、幾つかお願いをして、
「判りました、スグに皆に伝えます。 あと、全然違う話なんですけど・・」
「えっ、なに??」
「あの〜、添乗さん、胸、大きいですね。 ちょっと触って良いですか?」
「う、うん、いいけど・・・私、食べながらだよ・・」
「わぁ〜、ありがとうございます」

男の方が聞くと、変な会話かもしれませんが、
女同士の場合、結構、こういう会話が成り立つんですね。

で、
彼女、うれしそうに私の胸を触りながら

「ホント大きい・・・肩こらないですか」
「うぅ〜ん、走る時は困るけど、普段は意識しないよ」

なんて、話しながら、
ふと、奇妙な事に気付いたんです。

左の胸は、
女の子が触るような、形や大きさ、重さを確かめるような優しい触り方、
なのに、右の胸は、
男性が愛撫する時の様な、いかにもHな触り方なんです。

「うん・・・??」

顔を上げてみると(一生懸命食べていたので、下向いてました)、
彼女が触っているのは左の胸だけ。

じゃぁ〜、
この右胸を乳繰り回している手は・・・と、たどっていくと
なんと!
自治会の会長さん、推定70才!

本当なら悲鳴でもあげるところなんですが、
あまりの意外な展開にビックリして、
「あ・・・あ・・・」って言葉を失っていると、

「いやぁ〜、MoMoちゃん、いいオッパイしてるねぇ〜、
 まさか触らせてくれるなんて思いもしなかったから・・・、
 うれしいねえ〜若返るよ。 ありがとう!」

・・・だって。

思わず
「い、いいえ、こちらこそ、お粗末さまで・・」

・・・と、
『ありがとう』の言葉につられて、逆に頭を下げてしまってから、
ハッ・・と気付いて、

「会長! それって、セクハラです!」
「だって、触って良いって言ったやんか〜。」
「会長じゃなくて、彼女に言ったんです!」
「ほぉ〜、そうだったかな〜」(ボケた振り・・・)
「こ、このセクハラ大王!」

しかし、それも後の祭り、
帰りのバスでは、私の胸の感触の話で大盛り上がりでした。

くそぉ〜、おぼえてろぉー!!