2006/10/01
「天使のような添乗員」


半月ほど前、北海道に行った時、
乗務員室でランチを取っている時に
地元の若いガイドさんに言われたんです。

「MoMoさんて本当にスゴイですね」

「なんで?」

「だって、私、まだ2年しかガイドしてませんけど、MoMoさんみたいに、
 お客さんと親しく話している添乗員見たことないです。」

「そりゃ、他人行儀な話し方するとお客様も遠慮するし、
 フレンドリーなほうがお客様も喜ぶじゃない。」

「いえ、そういうのとは、ちょっと違うというか・・」

「何が?」

「添乗員というより、一緒に旅行してる仲間というか・・・
 みんな、MoMoさんのこと好きなんだなぁ〜って感じかなぁ〜。」

「へぇ〜、そんなに馴染んだ感じに見える?」

「いえ、馴染んでるの通り越して、何か、プチ女王様みたいな感じ。」

「ひどぉ〜ぃ、私、こう見えてもとぉ〜っても控えめなんだよ」

「えっ、でも、昨日、MoMoさんがお客さんの集合写真の撮る時に
 『はぁ〜い、コッチ向いてくださいねぇ〜、1+1=』
 『にぃー!』
 『はぁ〜い、よく出来ましたぁ〜、じゃぁ、もう一枚ね。 3−1=』
  ・・・で、
  お客さん達がふざけて
 『3』、『1』、『5』・・・って、口々に言うと、
 『2ぃ〜やろぉ!』・・・って大声で叫ぶし。」

「そ、そんな事あったっけ?」(~_~;)

「それに、さっき、バスでMoMoさんがビンゴ大会したときも
 『はぁ〜い、それではビンゴ大会始めまぁ〜す!
  皆さん、ルールはご存知ですよねぇ〜』
  ・・・で、
  また、お客さん達がふざけて
 『解りませぇ〜ん』・・・って手を挙げると
 『ウソこけぇ〜!』・・・って言うし。」

「そ、そんな事もあった・・・のかな??」(ーー;)

「でも、お客さん誰一人怒りもせず、皆、大爆笑してたじゃないですか!
 普通、ないですもん、そんなの。 MoMoさん、ホント、すごいです。」

「そ、それって、褒めてくれてんのかな?」

「スゴイ褒めてますよ。尊敬しちゃいます」 (悪びれた様子、全く無し)

「そ、そぉ」

「はい、MoMoさん、最強ですよ!」 (最強ってどういう意味よ?)

「あ、ありがとぉ・・」 (T_T)

横で私達の会話を聞いていたドライバーさんは大爆笑!


で、
これではいけない! 
・・・ってんで、私、心に誓ったんです!
『これからは、慈愛に満ちた天使のような添乗員を目指すぞー!』
 (慈愛ではなく自愛になってしまいそうで怖いんですが・・・)

でもねぇ〜、
関西人の感覚では、
相手がボケたら、ツッコミ入れるのがマナーなんだけどなぁ・・・