「夏の思い出」
katavamaさんの投稿
 (文章の一部について、MoMoが加筆修正いたしました)

もう18年くらい前の夏の体験です。
当時、
鹿児島に住んでた私は友人と宮崎県のM市によくドライブに行きました。
そのうち
私達にはM市に彼が出来て毎週のようにM市へ行くようになりました。

ある晩、みんなで町をドライブしてたとき
田舎の町なのでいつも同じコースであきてしまい
私が○○の滝を思い出し、そこまで飛ばそうと言い出しました。
彼らは一瞬いやな顔をしましたが結局行くことになりました。
時間は夜中の3時頃だったと思います。
第一駐車場に車を止めていざ外灯だけの暗い滝の方へ歩いて行きました。

先頭は私でした。
あとから友人が「待ってよー」とか言いながら
彼らとついて来たのですが様子がおかしいのです。
「蜘蛛の巣かなーいやだなー」
とか言って私の真後ろに歩いてる・・・。
先に歩いてる私はなんともないのに・・・・。

気を取り直してつり橋にたどりつき、
涼しげな滝を満喫していたら
気分が悪いと友人が言い出しすぐに車へ戻りました。
エンジンをかけてサイドブレーキを下ろそうとしても下りないんです。
彼氏たちは
「だからイヤだったんだよーここは出るので有名なんだ!」
とパニックになりながら
やっとの思いでサイドブレーキが下りたので走り出す事が出来ました。
でも・・・
下り道を過ぎて橋に差し掛かった時、
白い服を来た女の人が車の前をスーッと横切ったのを全員見たのです。
もう、悲鳴を上げながらめちゃくちゃに飛ばして帰りました。
地元では有名な場所らしいです。
いま思えば、
あの時友人の顔にまとわりついてたのは蜘蛛の巣ではなく
あの女の人の髪の毛だったかもしれません・・・・。
あの○○の滝には
江戸時代か何時代か忘れてしまいましたが悲恋物語の看板があり、
女の人が滝に身を投げたそうです。