| 「ハワイ陸軍博物館」 しおみさんの投稿 (一部の表現等についてはMoMoが加筆修正いたしました) 旅行は、 普段の生活から離れていろんな物を見て聞いて・・・、 驚いたり感動したりできますよね。 非日常的という意味では、 旅行それ自体が異空間という風にも思えます。 数年前のことになるのですが、 私を含めて当時の彼・友達4人組でハワイの陸軍博物館を訪れました。 最初は私達4人とその他の国の人が数名で入場して みんな、ほぼ同じように進んでいたのですが、 進むたびにだんだん人が減ってきて、いつのまにか私達4人だけに・・・ はじめは館内にも結構たくさんの人達がいたのですが、 どこに行ってしまったのか、人の気配すら感じないんです。 ガラーンとした博物館の中に 展示物と私達4人だけといった感じなんです。 そして、 気がつくと、友達２人ともはぐれていて、 私と彼と2人だけで歩いていたんです。 進んでいくうちに、 通路がどんどん狭くなっていき、 迷路みたいに入り組んできて、外の音も聞こえなくなってきたんです。 でも、 展示物だけはズゥーと並んでいるんです。 私達２人は一言も話さず、周りを見ることもなく、 ただ、通路のはるか先に見える細い光に向かって歩いていきました。 そして、光までたどり着き、光に包まれた次の瞬間、 私達２人は博物館の出口に立っていました。 目の前には２人の友達がおり・・・・・、 「俺ら30分で出たのに、君ら1時間以上も中で何してたの?」・・・と。 もし、光に向かって歩いていなかったらと思うと 言い知れない恐怖感を憶えました。 |