「トンネル」
のりん8さんの投稿
(原文のまま)


関ヶ原ー下呂温泉間に
天然の(ような)トンネルがあったと思うのですが、
そのトンネルをご存知ありませんか?

トンネルの内壁は自然の岩肌が露出したまま。
一車線で、観光バスの四隅が岩肌に接触しないように
運転手は相当に神経を集中して運転していました。

このトンネルの所在が確認できません。
現在に至りいろいろ調べたく、
地元の人に聞いたりして探しているのですが...。

そこは、今から20年以上前、
添乗員のアルバイトをしていたときにバスツアーで行きましたが、
その時に二度変なものをみています。

一度目は、高速道路を走行中のことです。

眠くて意識が朦朧とする私は、
ヘアピンで右腕を突っついたりして睡魔と戦ったのですが、
その最中、運転席右側の窓にぶつかってくるたくさんの白い渦を
巻いた物体が見えたのです。

二度目に変なものをみたのは、件のトンネルの下りだったのですが、
その前に前置きがありますので、このまま話を続けます。

高速を降り、しばらくして山道に入って件のトンネルを通りました。
トンネルを抜けてからのガイドさんの説明は次のようなものでした。

トンネルの内側には掘穴した遺体安置場があり、
冬季の遭難者の遺体など、雪解けの季節を迎えるまで
安置しておくのだというのです。
(交通が不便だった昔の話と思われる)。

その日の夕食時、
私はドライバーさんとガイドさんに、
窓にぶつかってきた白い物体のことを話しました。

すると、ガイドさんは、

「あの辺りは関ヶ原よ。昔、大勢の人が死んだからね」

そう言われ、私はあの場所は関ヶ原だと認識し
その記憶は今も鮮明で、ツアーの目的地は下呂温泉ではないかと思った次第です。

ただ、
お二人の様子からは
定番の霊体験というより、あっても不思議はないという感じでした。

そして、翌朝の下りトンネル走行中のことです。

最前列の補助席に座っていた私の右横のお客様二人の顔が、
バスのフロントガラス一面を覆い尽くすほどデカく映っていたのです。

光の屈折か反射の関係だったのかなとも思えたのですが・・・

以上です。
よろしくお願いいたします。