「通勤電車」
ひっぽさんの投稿
(原文のまま)


はじめまして。
今月に起きた体験談です。

通勤電車で、

『自分の周囲に微妙な空間ができるようになったな』

・・・・と思い始めた矢先、こんな夢を見ました。

勤め先のビルの下層階の広間にいくつも椅子が並んでいて、
人々が楽しそうに談笑していました。

ふと我に返り

『そういえば、会社に無断でこんなとこに来てたんだっけ。
そーっと戻ろうかな』

・・・と思い、急いで部屋を出ました。

すると、
エレベーターの方から大勢の人の声が聞こえ、
私は反対の方へ駆け出しました。
先は行き止まりで、側にあったドアを開け、
部屋に入ってやり過ごすことにしました。

部屋には
学校の保健室にあるようなベッドがいくつも無造作に並べられ、
小さな不透明なガラス窓がはめ込まれた部屋でした。

その真ん中のベッドに潜り込んだのですが、
自分と違う女性の匂いがしました。

・・・と、
ドアが開き、誰かが入ってきました。
その人はまっすぐ私のベッドに近づき、
私の上にのしかかってきました。

これはマズイ!

と思い、
悪霊よけの真言を唱えたのですが、全く効かず、

「これは悪霊じゃない」

・・・と思い、
金縛り状態でしたが、必死で抵抗しました。

掛布団一枚へだてて押し合い、
相手の指がポキポキ折れる音がしたのですが、
ひるまずに押してくるので、夢中で飛び起きました。

目が覚めて翌日、お寺で事の顛末を言って占ってもらったところ、

「私を非常に恨んでいる女性が出ている」

・・・と言われました。
ちょっと心当たりがあったので、

「どうしましょう」

・・・と聞きましたら、呪詛打ち返しの法を教えてくれました。

「もし、相手の恨みが不条理なものなら向こうに七倍返しされます。
 ただし、あなたは相手を恨んだり仕返ししてはいけませんよ。」

翌日、
言われた通りその人の席に向かって呪詛打ち返しを唱えました。

すると、密室から唱えているのに
物凄い風圧(ぞわ〜〜とした感覚)を受けました。

その後、彼女は休みがちになり、今も現在進行形です。

通勤電車で私に彼女の生霊が憑いていたみたいでした。