「青木が原 -2」
落下傘の友人さんの投稿
(原文のまま)


はじめまして!

以前、勤務していた会社に元陸上自衛隊という人がいました。

彼の所属は空挺団。
つまり、落下傘部隊ですね。


その彼が、
こんなエピソードを話してくれました。


自衛隊の演習の中で、
何十キロもの装備を担ぎ、一昼夜をかけて

【青木が原樹海を横断する】

・・・・と言う訓練があるんだそうです。


その人いわく、

この演習を始める前には
大声で参加者全員声をそろえてこう叫ぶんだ。

『何があっても私は聞かない! 何があっても私は見ない!』

実際に、

『そっちじゃないよ。 こっちだよ。』

・・・と、
誤った方向に誘導しようとする声や、

『こちらにおいで』

・・・と、
手招きをする人影を演習中見聞きしたそうです。


「実際、磁石が聞かないから迷ったら最後だからね。
 樹海を抜けるまで、一瞬も気が抜けなかったよ。
 あんなに気疲れした事は今迄にまずないね。」


自衛隊さん・・・その訓練、何の目的なのでしょう??

森林を移動する訓練なら、他の場所もあるだろうに・・・・!