「青木が原 -1」
スターさんの投稿
(原文のまま)


皆さん、
青木が原樹海を、
深夜・・・それも丑みつ時に通ったことはありますか?

僕は、某宗教の教祖が捕まる前日に車で通ったことがあります。

理由は、写真撮影が趣味の会社の先輩に

「富士山の景色を撮りたいから乗せてってくれ」

・・・と言われて、
交通量の少ない深夜に行くことになったのです。

何でも、場所取りが重要だとかで・・・・

青木が原と言えば自殺の名所として有名ですが、
テレビで見る限りはそれほど怖いイメージは無かったです。

しかし、
深夜の青木が原はまさに漆黒の闇で、
車のライトが映す場所しか見えないという
なんとも気味が悪い雰囲気でした。

「ここが樹海ぁ」

・・・と
樹海をチラチラと見ながら走っていると、

古びて壊れた放置車両があり、
樹海の中に入っていく人影が見えてたのです。

その人影は、樹海の中に入って行きながら、
チラッとこちらを振り返った感じがして

それが自殺者の霊なのか、
放置車両がその自殺者のものなのか、

それは分りません。

ただ、
とにかく、
この場所を通り抜けようと思い、車のスピードを上げて走りました。

この時ほど時間が長く感じられたときはなかったです。

幸い、その後は何もおかしな事は起きませんでした。

帰りの昼間に、
もう1度、青木が原を通りましたが、
樹海は全く見ずに前だけを見て走りました。


ちなみに聞いた話なのですが、
このような場所にくる自殺志願者は、半分死者の国に足を踏み入れている状態なので
自殺志願者〜自殺前の人の顔は、普通の人は見ても記憶に残らないのだそうです。