「デジカメ」
悠火(はるか)さんの投稿
(原文のまま)


去年、
私の祖父が亡くなった時の不思議な体験です。

母方の祖父が危篤という知らせを聞いたのは
去年の4月の半ばでした。

偶然連休もとっていたのもあり、
私1人でも・・・と思い
新幹線などの予約をとって準備を整えたのですが、
祖父は出発の日に亡くなってしまいました。

結局、家族揃って実家へ向かうことに。

実家は北海道なため移動は半日かかってしまうんです。
着いた日は通夜、翌日に葬式でした。


不思議な出来事は葬式が終わってからでした。

父方の祖母から電話がかかってきて出てみると、

「叔母さんの携帯番号と間違った。祖父の様子がおかしい」

・・・とだけ、伝えて電話は切れました。

父と顔を見合わせて、

まさか・・・

と思いつつも、
虫の知らせのような嫌な予感は消えませんでした。

実は、
父方の祖父も末期ガンを患っていて、
いつ亡くなるか分からない状態と祖母から聞かされていたのです。

そして、
晩御飯を食べ終わった後、
皆でアルバムを引っ張り出してきて眺めていると、
叔父さんがデジカメで私を写したんです。

叔父さんは

「あっ」

と声を出して、
デジカメの操作画面を見せてきました。
私の頭上に白い丸いオーブが写っていたのです。

祖母と母は電灯が写ったのだといいますが、
こんな透けずに白く綺麗に写るはずありません。

それからしばらくして、
叔母さんから父方の祖父が亡くなったという電話がありました。

後から亡くなった時刻を聞くと、19時30分。

写真を撮ったのもそのあたりでした。


父方の祖父が会いにきたのだろうか・・・
それとも、
母方の祖父が知らせてくれたんだろうか。

そのオーブは私に寄り添ってくれているようで、
怖いという感じはしませんでした。


また、
お盆の時に父がそっと話してくれたのですが、
叔父さんがフラッシュを焚いた時に人影が見えたそうです。