「押入れをあけたら・・・」
tomoさんの投稿
(原文のまま)


昨日のことです。昨日の夕方4時ごろ。
昨日今日と、妻と二人で伊東の方へ1泊しに行きました。

何度か使っている温泉宿です。

貸し切り露天風呂が幾つかあり、好きなときに入れます。
部屋も広く、TVも液晶で大きく、さらにDVDプレイヤーが付いてます。

見たい映画を何本か持って行って、時々行くのです。

温泉に入り、ビールを飲み、ごろごろしながら映画を見て、
また温泉に・・・
私なりの究極のリラックゼーションなのですが。。。

昨日の朝は9時半ごろに家を出て、湯河原あたりでお寿司らんち。
ユニクロに寄って幾つか夏服を買い物。
(なぜ伊豆まで行ってユニクロ???自分でも分かりません・笑)

ヤオハン(今はMaxValueに変わった)で、
お菓子やジュース、ビールを購入。
宿には3時過ぎにチェックイン。

部屋に入り、早速浴衣に着替えて、貸し切り露天風呂。
露天3つと内湯が男女1つずつあって自由に入れるのです。

ほっかほかになって部屋に戻り、ビール。

「じゃあ、DVDみよっか。」

と、部屋の座椅子とテーブルを寄せて、布団を敷いちゃおう。

その宿は、布団を敷きに来ないのも気に入っています。
プライバシーが完全に確保されていて、リラックスできるんです。

さて、
座椅子を寄せて、テーブルを妻と持ち上げて端っこに置き。
私は布団を出そうと、押入れの襖を開けたのですが、
その瞬間、

「げっ!」 

と思わず声がでそうに・・・。

押入れの中、
下の段には敷布団、上の段に白いカバーのついて羽根布団。
上の段の羽根布団の上に、
バッサバサの髪のオバサン(お婆さんのちょい手前)の
でかい顔があったのです。
(正確には、顔があったような気がしたのです)

いや、何にもいない、何にも見てないぞー・・・と言い聞かせて、
下段の敷布団を引きずり出して敷いたのですが。
すると、
テーブルの上を片付けた妻が私を手伝おうと押入れに来て、
シーツを取ろうと、上段の布団の上に手を伸ばした時、

妻 「ウワ〜!」

あ、妻にも見えたのかなー。
見えなかったとしても感じたのかも。

でも
布団の上に生首を見たなんてと言えない・・・、
怖がらせてしまいますから。
私はすっとぼけて、

「なに大きな声だして、蜘蛛でもいるの?」と。

妻「・・・ううん、なんか人の気配がしたー。。。」

・・・参ったなー。

妻にもおんなじものが見えたかなー。
でも、
事実として認めてしまうと、怖くてその部屋にはいられなくなる。
そんな事で部屋変えて・・・なんてフロントに頼めない。

宿の人に馬鹿か変人扱いされかねない。。。

で、私は妻の目の前で押入れの天板を持ち上げて覗き、

「だーれもいないよ。」

「こっそり住み着いているホームレスでもいると思った??」

とちょっとおどけて、妻をからかってみたりして空気を和ます。

そのあと、かなり気味が悪かったけど、
心の中でかたくなに霊の存在を否定し、
ほのぼの映画1本見てから豪華なディナー。
その後また温泉に浸かってしこたま酒を飲みながら、心温まる映画を2本。
寝る前にはまた温泉に浸かり、無事に朝を迎えました。

・・・何事もなくてよかったぁ。。。(汗)

でも、
怖かったから
子供みたいにトイレと洗面の電気は点けっぱで寝ました。(恥)