「高尾山」
東京 ケンさんの投稿
 (原文のまま)


6年ほど前独身時代に体験した事ですが、
どうしても判断できる人に聞いてもらいたく、メールします。

東京に高尾山という有名な山があり、
休日等は山頂の修験道の寺にお参りする人が非常に多く、
私も時折行っております。

ある夏の夜でしたが、
心霊の好きな友人と立川市の私の家で話をした際、
夜の高尾山の登山道をのぼってみようと言う事になり、
わざわざアメリカ製の高性能懐中電灯(マグライト)を持って
深夜の高尾山へいきました。

ご存知の方もいるかと思いますが、
高尾山の入り口にはロープウェイの駅があり、
ロープウェイを使用しない人が
横の細い(車一台がやっと)舗装された道を上っていきます。

ロープウェイ横の広場に車を置いた私たちは、
夜は閉まっている登山道の入り口の門を押して開き、中へ入りました。
午前1時を過ぎた山の中は経験したことのない真の闇で、
僅かに星と月による光が慣れてきた目に判る程度でした。

…登山道を登り始めて3分程たった頃の事です。

向こう側40m〜50m程先から、人がこちらに向かって歩いてくるのが、
時折懐中電灯の光に照らされて見えたのです。

その人は
暗闇の中懐中電灯も持たずに、黙々とこちらに向かって歩いてきます。
私たちは
恐怖のあまり硬くなりながら、
その人に時々懐中電灯を当てながら真横を通り過ぎました。

私はその人が人間か確認するため通り過ぎる際
とっさに

「こんばんわ」・・・と言うと

「こんばんわ」・・・と返してきたのです。

でも、
服装は足袋のようなものに剣道の道着のような服(着物?)を着ており、
身長180cm位で非常に痩せて
「顔も髪型も目のくぼんだ芥川龍之介」・・・のような雰囲気でした。

その後
恐怖に苛まれながらも、
私たちは10分ほど上り続けましたが、結局途中で中止し下りました。

一体、
あの時の“背の高い痩せた羽織袴の人物”は何だったのでしょうか。

ちなみに、
山の上から下りてきたとすると、
その人は2時間以上、
真っ暗闇を懐中電灯も無しで歩いてきた事になります。

山中で丑の刻参りでもしていたのかとも考えましたが、
そのような雰囲気は無く、とにかく生気の無い様相でした。

どなたか、
私が何を見たのか教えてください。
山の精霊だったのでしょうか?それとも山頂の権現様ですか?

MOMOさんなら、
しかるべき所へこの内容を転送してくれるかと考え、メールしました。

⇒ いやぁ〜、
   しかるべき所と云われても、判んないので、
   読者の皆様、よろしくお願いします