「廃村 〜ゆうべつ〜」
北海道
ひろさんの投稿です。

「ひろ」といいます。北海道に住んでいる学生です。
俺の地元、というか、TVでも放送したことがあると聞いたので、
知ってるかと思います。

今年の夏、友達五人と「ゆうべつ」という廃村に肝試しに行きました。
前から行ってみたく、高校のときの先輩たちの体験談もあり、
遊び半分で行きました。
でも、それが間違いでした。

ゆうべつは、昼間でも薄暗いところで、山奥にあります。
病院が一番やばいと聞いたので、入ってみることに。

霊感ゼロの俺は何も感じないので、地下にある霊安室へ向かいました。
Kという友達も何も感じず、俺たちは、写真を撮ってもらいました。
フラッシュで、一瞬明るくなって、すぐに女友達二人が叫びました。

「顔!そこの仏壇(のようなもの)のとこらへんに・・」

・・・と、言い終わる前に俺たちは逃げ出しました。
先輩たちから「やばいときは逃げろよ。」と言われていたので、
車に戻りすぐに走り出しました。

しかし、急にエンジンが止まり、まるでTVでよくある状態に。
でも怖くて、降りるわけにもいかず、Kが何度もエンジンを・・・。

すると、窓ガラスに無数の手が張り付いてきたのです。
エンジンがかかり、急いで発進。
全員がパニックで、
落ち着いてきたころには、美幌峠の近くで止まっていました。

「車は人数分乗らないと、空いた分だけ連れてくる」

・・・と父から聞いていたので、
空いている三席を見ることができませんでした。

俺ですら、気配は感じていました。
地元に無事到着。
みんなを送ると、Kと俺は二人になりました。

Kの家に泊まった俺は、
夜中の三時頃、二人して金縛りに。
怖くて目はあけれませんでした。
Kが言うには、
よくわからないが俺の枕元に一人、
K真上(対面)に腰から下のない女の人が浮いていたらしく、
それを見て気を失ったらしい。

翌朝、
車を見てみると、窓ガラスだけではなく、車全体に手の後が。
後日、
できた写真を見てみると、
赤い煙のようなものが俺たちを包むように写っていました。
よく見ると
一部が男の顔のように見えると、一緒に行った友達に言われました。

その後、
俺には何もないのですが、
Kは毎日のように金縛りに、体も重いらしいく、
私とKは神社でお払いしました。
しかし、
Kは今だに金縛りにあうそうです。
近いうちに、またお払いに行く予定です。

ゆうべつに関する話、
先輩たち、後輩たち、姉の話など、まだまだたくさんあります。
私自信、霊感ないのにこんなことになり驚いています。
写真は、神社で焼いてもらいました。