「ウーロン茶」
ミチマタさんの投稿
 (原文のまま)


続けて事故が起こり死ぬという所はそこではなく、
246から向い、
左、右と連続カーブになる、信号手前の橋を渡る直前左側。
その当時
現場の向かいには全国版数社に載せられる
大変上手いうどん屋があって、私は常連でした。

当時(今も)健康診断で脂肪肝と診断され、
運動不足を補う為に自宅から会社まで
歩いて通い始めて数日の事でした。

帰り道にクダンの橋を渡り始めた直後、
急に生まれて初めてと言う位の激しい喉の渇き物凄い疲れ、
えぇー、一体如何ナチャタノ俺の体・・・?
橋のランカンに掴まりながら、やっと歩いて橋を渡り切ると、
しゃがみ込みたくて、ふと右を見ると
ブロックを2、3段積んだ囲いがあります。

そこに直ぐ腰掛けようとしているのに、
その囲いに沿って、数米腰を降ろそう降ろそうと
勝手に体が進むと囲いは道に沿って直ぐ右に折れて、
その曲がった所1間程の所で腰を降ろす事が出来ました。

砂漠で水が無くて死にそうと言うのは、こんな常態かという態でした。
喉が渇いて、喉が渇いて
ふと右を見ると、下に1.5Lウーロン茶が置いてあるでは有りませんカッ。

手を伸ばすと並べて直ぐ隣にジュウス、飲みたくて飲みたくて・・・
でも、
その瞬間隣の花束が目に入り、
ハッとしてその場を這うように立ち去りました。

通りに戻ると普通に戻りましたが、胃痙攣が始まりました。

その話をうどん屋ですると、
うどん屋のオヤジは坊主の修行中だそうで、
四国の寺で覚えたうどん作りで店をやっているそうで、

イツモあそこに事故で死んだ霊が立っているんだ。
家族が来て花など置くからイケン。

今度来たら注意し様と思うのだけど、何時の間にか置いて行く。

ミチマタさんがそんな目に有ったなら、必ず注意する。
1回目の事故の時に注意してやれば2回目は無かったのにな。
そう言ってました。

何でと訊いたら、

何時も立ってジーッと走ってくるオートバイを見ていた。
寂しくて呼んでいるんだなとスグ判ったそうです。

俺はせめてあの時、栓を開けてやったらな。
と、思いましたが、そう言ったら、
優しくすると付いてくるよ。と言ってました。
お経をスグに上げに行ったのは言うまでも有りません。
(俺の為だそうです)