「自衛官受難その1」
kaine.mopeさんの投稿
 (文章の一部について、MoMoが加筆修正いたしました)


親しい自衛官から聞いた話です。

彼が
演習所の清掃の一環という名目で
樹海クリーンナップ作戦にかり出されたことがあったそうです。
早い話が、
演習に邪魔になると思われる物を処分するということでしょうか。

しかし、
そこは富士の樹海、
クリーンナップ作業していると、
かなりの数の自殺であろう遺体がみつかるんだそうです。

が、
遺体が見つかる度に樹海の外に運び出すのも手間がかかるので、
クリーンナップ作業中は、遺体は遺品と共に一箇所に集められて、
作業終了まで安置するんだそうです。

そして、
野犬等が来て荒らさない様に、
1〜2時間交代で若い自衛官を監視を付けるのですが、
監視に就く自衛官は、逃げないように木に縛られるんだそうです。
(恐怖のあまり逃げ出した隊員を樹海内で見付けるのは大変なので)

若い自衛官を監視に残すと、他の自衛官達は作業に戻ります。
数分後、
監視に残った自衛官は信じられない光景を目の当たりにするそうです。

ズズッ・・・ズリズリ・・・

遺体の手足が、少しずつ動きだし、

ウゥ・・・ウッ・・・ウゥ〜

遺体の口からはからは呻き声が、

そして、
自分の周りをグルグルと
呻き声と手足を引きずる音が回り始めるそうなんです。
監視交代の為に仲間達が戻ってくるまで・・・

これは、
恐怖のあまり見る幻覚、幻聴かもしれません。
でも、
多くの自衛官が実際に体験していることだそうです。