「北海道の某宿にて」
びろ〜んさんの投稿
 (文章の一部について、MoMoが加筆修正いたしました)

北海道の某宿には24h開放されてる談話室があって、
たまたま同宿する事になった宿泊客が集まって酒を飲みながら
交流を深めるという、暖かい習慣がありました。

私達が宿泊したその日も
私達をはじめ宿泊客が談話室に集まりリラックスしていました。
この話は、その時、宿の常連さんから聞いた話(噂話?)です。


噂その1
談話室のすぐ隣には木のスライドドア(ふすま)で仕切られた
四畳半ほどの通称「囲炉裏部屋」と呼ばれる部屋があります。
談話室にやって来た若い男性客・・・
自分の彼女が談話室にいないので、囲炉裏部屋にいると思い
廊下側のドアを開けると真っ暗な室内に向かって、
「そこで寝てると風邪引くよ」・・・・と声をかけたそうです。
すると
室内から女性の声で
「大丈夫だよ」・・・と返事。
彼は安心して自室に戻ったのですが、
談話室に居た人達はは一同ゾッとしたそうです、
何故なら、
囲炉裏部屋に誰も居ないし入って来てない事を知っていたから・・・・・

噂その2
ヘルパーの方が厨房で1人で洗い物をしていた時のこと。
何か後ろに視線とゆうか人の気配を感じて何気に振り返ると、
食器棚に食器と並んで生首がこちらをじっと見つめていたそうです。

以上、
民家もまばらな閑静で小さな漁村の某宿での話でした。