「時の狭間」
海底さんの投稿
 (投稿原稿の内容を尊重しつつMoMoがリライトいたしました)

もう何年も前の出来事です。

その頃には既に
親元を離れ、1人暮しをしていたのですが、
色々と事情がもあって、
新しい町に引越すことになったんです。
アパートこそ確保したものの、
お恥ずかしい話、引越し費用が予定以上にかかってしまって、
財布の中身が随分と寂しくなり、
早急にバイトを見つける必要がでてきたんです。

早速、
アルバイトニュースで職を探し、面接の予約を取り付けました。

そして面接当日、
バイト先までは電車利用で30分も見ておけばOKの距離なので
「2時20分頃出ればいいや!」・・と、
タバコを一本吸ってから出かけることにしました。

タバコを吸いながら、
頭の中で「質疑応答」の予行演習をして・・・
「さぁ、行こう!」・・・と、
気合を入れて立ち上がり、時計を見ると、
すでに、5時を過ぎているんです!

「なんで?? タバコ一本・・・5分位しか・・・」

しかし、
もっとビックリしたのは、
その時着ていた服のポケットに
なんと!切りこみのある電車の切符が入っていたんです!
・・・と言う事は、
タバコを吸った後、家を出て駅に行き、
切符を買って改札を入ったんでしょう・・・。
でも、
切符を持っているということは、改札を通って出たのかどうか??
そして
何故か家に戻って来て・・・・。

その間の3時間余りの記憶が欠落していて・・・・
一体何が起こったのか、今考えても不思議です。

ちなみに
私は夢遊病癖はありません。

皆さんの中で、この様な経験をした事がある方は、
いらっしゃいませんか?