「謎の参加者」
たけさんの投稿
 (文章の一部について、MoMoが加筆修正いたしました)

私は、1週間ほど前に一人暮らしを始めたばかりで、
【夢にまで見た一人暮らし】と・・・浮かれていました。
まさか・・・
あんなことがおこるなんて・・・・・・

その日、
私は友達を集めて引越し祝いホームパーティーをしたんです。
明日は仕事も休みだと言う事もあって、
みんなで夜遅くまで盛り上がってたんです。

深夜一時ごろ
急に雨がふって来ました。
k君   「やべぇ〜  雨降ってきた〜 俺そろそろ帰るなっ」
mさん 「ほんとだ!! 私もそろそろ帰るね!!ばいば〜い!!!」
皆   「あっ、俺も・・・・」
     「私も・・・・」

こうして、皆が部屋をでようとした瞬間・・・!!

『ドンっドンッドンっ』

・・・と
大きく何かがあたる・・・
いや・・・叩いたような音が部屋中に響いたのです。
急に雨も激しくなり風も出てきました。

「何、今の・・・?」

皆はそう言いながら急いで帰って行きました。

皆が帰ったあと、
雨の様子を見ようと窓を開けてみると
窓の下のほうに人の気配がするのです。

「何・・・?」

目を凝らしてみると、
外壁に女の人が張り付いているのです。
ここは・・・6階だというのに・・・
私の部屋に向かって這いずり上ってくるのです。

そして、その顔は・・・
たった今までパーティーにいた人なのです。
皆と一緒に来たので誰かの友達かと思っていたのに・・・

そういえば、
誰1人、その女の人と話をしなかった。
・・・というよりも見もしなかった。

その女の人は、
もう手の届きそうなところまで登ってきていて
私の顔を見て

「ニタぁ〜・・・」

・・・と小さく微笑みを浮かべてたのです。

我に返った私は、あわてて窓を閉め、カーテンを引きました。

一体・・あの女の人は・・・・・・・。