「落ちてくるU」
滋賀県 琵琶湖
某研修施設

教育旅行担当の先輩(女性)から聞いた話です。

彼女が大阪の某公立高校の学習合宿に添乗したとき、
ある女生達徒の身に起きた恐怖体験です。
実は、この研修施設・・・
2005/01/25発売の「本当にあった愉快な話・冬の恐怖スペシャル」の
私のコーナーで紹介した「扉を叩く者」と同じ研修施設なのです。
琵琶湖周辺は色々と多いんです。
この研修施設もその一つということなのでしょう。

・・・・・

深夜12時近く・・・
先生に見つからないように、
電気を消して話し込んでいた彼女達・・・
突然、
窓の外・・・ホテルの駐車場からガシャーンというような
陶器かガラスが割れるような音が響いてきたそうです。

ガシャーン・・・・

そして、20〜30秒後・・・再び

ガシャーン・・・・

「何の音かしら??」

不審に思った一人が窓のカーテンを開けると、
目の前を何かが落ちて行き、駐車場のコンクリートの上で
ガシャーンと割れたんです。

「えっ、信じられへん、上の階の誰かが窓から何か捨ててる!」

「えぇ〜、ウソ!一体何階の奴、見つけて先生に言いつけてやる!」

・・・と、
同室のみんなが集まってきて、
窓から首を出して、上の様子を伺っていたんです。

すると、
屋上付近からボールの様な物が落ちてきたんです。
彼女達がビックリして首を引っ込めると
そのボールの様な物は、窓すぐ外で一瞬止まったんです。

ボールの様な物・・・・それは男性の生首だったんです。

その生首は、
彼女達に、フッ・・・と切なそうな笑みを送ると、
駐車場のコンクリートに向かって落ちて行きました。

ガシャーン・・・・

その後も
腰が抜けて動けなくなった彼女達の目の前を
男性の生首が、20〜30秒おきに落ちて行きます。
繰り返し、繰り返し・・・

ガシャーン・・・・

ガシャーン・・・・

ガシャーン・・・・

そして、
落下を10回ほど繰り返した後、
それまでの出来事がウソのように静かな夜に戻ったそうです。

・・・・・

皆さんは、
人間が高い所から落下した場合 (投身自殺など)、
地面に叩きつけられた時、どんな音がするかご存知ですか?
ほとんどの方は、
「ドシャッ!」
「ペチャッ!」
「グシャッ!」
etc....
というような音をイメージされるでしょうね。私もそう思ってました。
でも、
実は、もっと乾いた、澄んだ音なんだそうです。
というのも
人間の皮膚・肉の部分は、
高い場所からの落下の衝撃に耐えられるほど厚くないので、
骨が直接叩きつけられるのと全く変わらないからだそうです。
だから、
その音は陶器等を落として割った時の様な・・・

「ガシャーン!」

・・・って音。
骨が砕けて割れる音だそうです・・・