「ピレネー・・・」
ピレネー山脈
フランスとスペインの国境

国内旅行、海外旅行を問わず、
移動の手段として飛行機を利用することは少なくありません。
・・・で、
何処の航空会社の客室乗務員に美人が多いのか?
・・・なんて、男の人達は興味あるでしょうね。
これ、
一般的にもMoMo的にもマレーシア航空がピカイチ!!
日本の航空会社の客室乗務員は、
世界標準から見ると余り質の良いものではないですねぇ。
 (美人だけど、サービス業って事忘れてる人が多いので・・・)

でも、
この日本の航空会社の客室乗務員も
私達、旅行会社の添乗員の前では少し態度が違うんですよ。
某航空会社では、
飛行機が離陸して安定するとやって来て
「○○旅行社の△△様ですね。本日のご利用ありがとうございます。
 何か御用がありましたら、何なりと申し付けくださいませ。」
・・・って、
ひざまずいて挨拶するんですよ。
どこかのバニーちゃんみたいに・・・・
 (ただし、胸の谷間からライターを出したりはしません)
まっ、
どこの航空会社を使うかは旅行社・・それも担当の判断ですもんね。

うぅ〜ん
なんか・・話がそれちゃいましたね・・・・。・

実は、
MoMoの大学の友達に、
この客室乗務員になったのがいるんです。
今回の話は彼女から聞いた話です。
 (今回は、前振りが長い・・・・・)

ピレネー山脈というと、フランスとスペインの国境をなす山脈で、
最高峰はアネト山(3404m)とされています。
フランス側は急斜面でとなっていますが、
スペイン側はゆるやかで、気候も温暖、林業や放牧が盛んで、
スペイン登山列車はヨーロッパでも大人気の路線となっています。

さて、
このピレネー山脈なんですが、
ジェット航空機が飛ぶ現在では何て事ない山脈ですが、
レシプロ機の時代にはフランス側では、
気流や天候の影響から墜落事故も少なくなかったそうです。
雪に閉ざされた現場での救出作業は困難で、
春になって雪解けが始まるまで遺体が発見されなかったり、
現在も発見されていない遺体もあるといわれています。

今でも、雪の日に
航空機がこのピレネー山脈をフランス側から越えようとすると、
これら報われない魂が、

「乗せてくれぇ〜・・・」
「連れて行ってくれぇ〜・・・」

・・・・と、
雪の中から航空機に向かって飛んで来るというのです。、

「乗せてくれぇ〜・・・」
「連れて行ってくれぇ〜・・・」

ミイラ化した霊、生前そのままの霊などが、
数十体、航空機を取り囲むように浮遊するのです。
操縦席からだけではなく、
客室の窓からも彼等の姿を確認できることがあるそうです。
しかし、
航空機がピレネー山脈の峰を越える頃になると、
その霊たちは降りしきる雪の中に消えていくといいます。
彼らは霊になった後でも、
ピレネー山脈を越えることは決して出来ないのです。

・・・・なんか・・・悲しい話ですよね。


さて、話は変わりますが、
このピレネー山脈にある小さな町ルールドで、
1858年、14歳の少女ベルナデットによって、
万病を癒す力をもつ奇跡の泉が発見されました。
ある日、
町はずれで花を摘んでいた彼女が聖母マリアの声を聞いたんです。

「ルールドの洞窟の岩陰を掘ると泉が湧きます。
 この水は万病を治す力があります。」

彼女は、早速、岩陰を掘ってみると泉が湧きだし、
その水を飲んだ者は、たちまち病が治ったといいます。
現在でもその奇跡は続いているといいます。
また、
その後、修道女となった少女ベルナドットの遺体が、
現在、奇跡の泉近くの修道院に安置されています。
信じられないことに、
死後100年以上経っているにもかかわらず、
彼女の遺体は生前の姿を留めています。