「仮眠室・・・再び」
T観光本社ビル
仮眠室

みなさん
言霊(ことだま)って、知ってますか?

言葉そのものに魂が宿ったり、
言葉の持つリズムやアクセントにも、
色々な霊的な意味があるって考え方です。

今回、リクエストが多かったので、
改めて紹介することになりました「仮眠室」ですが、
実は、話そのものは、そんなに怖い話ではないんです。
でも、
前回、前々回と、紹介する度に
(携帯版HPのみを運営していたころの話です)
読者の方から
「仮眠室」と同じ体験をしたとの報告がスゴかったんです。

たぶん知らないうちに
使ってはいけない言葉やリズムを使っていて
言霊のパワーで・・・・・?

と、いう訳で、
今回は変な事が起こらないように文章を大幅に変えて、
結末部分を省略して、ダイジェスト版で紹介します。
PC版では、初めての紹介になります。
問題が無いようでしたら、常時公開したいと思ってます。

なんか、前置きが長くなっちゃいましたね。
それでは・・・。

・・・・

T観光の本社ビルは
廃病院を買い取って、そのまんま本社として使ってたんです。

地下には元の霊安室があって、
その扉のノブには針金が巻いてあって、入れない様になってます。

そして、問題の仮眠室は、霊安室の真上。

この話は、
知人のドライバーさんの経験談です。

その日、彼は、
かねてから色々と噂のあるこの仮眠室に泊まることになったんです。

深夜・・2時頃・・、
彼は、ふいに手を引っ張られて、目がさめました。

「おじちゃん、おじちゃん、このベッドは、僕のベッドだよ。」

見ると・・・、
小学校2〜3年生くらいの男の子が手を引っ張っていたそうです。

氷のように冷たい手・・・、
陶器の様な青白い顔・・・・・、

彼には、その男の子が、
一目でこの世の者でない事が分ったそうです。

彼は、逃げようと、
ベッドから飛び降り、廊下へのドアを開けたんです。

しかし、そこには、
30人程の病人?死人?が列をなして歩いていたそうです。

呆然としていると、
先程の男の子が、彼の横をすり抜けて列に加わったんです。

そして、
男の子は振り向くと、彼にこう言ったそうです。

「○○、お前も早く来いよ」・・・・と。

その瞬間、
彼は気付いたそうです。
その男の子は・・・・・・・、

○○というのは、彼の小学校の時のあだ名だそうです。