「異次元トンネル??」
天王山トンネル
名神高速道路の大阪と京都の県境の辺り

このトンネルは、
交通量が多いこともあって、死亡事故の多発地帯となっています。
また、この辺り一帯は、
戦国時代、豊臣秀吉と明智光秀が争った古戦場でもあるんです。
 (あの光秀の三日天下で有名な山崎の戦いのことです。)

そういうこともあって、
幽霊の噂が絶えることはなかったんです。
 ( 血だらけの顔のつぶれた男性がフロントガラスに張り付くとか、
  首のない女性が車の前に飛び出してくるとか、
  トンネルの壁沿いを鎧武者が歩いていたとか・・・・・・・・・・・・・)

でも、10年程前に新トンネルになってからは、あまり幽霊の話は、
聞かなくなっていたんですが・・・・・。

この話は、
先日、ご一緒させて頂いたドライバーさんにお聞きした話です。
今年の5月の出来事です。

ちょうど修学旅行のシーズンで、
九州の中学生を乗せて走っていたそうです。
京都から大阪への移動だったそうです。
時間は、午前10時頃、彼のバスは先頭の6号車・・・。

彼の話によると、
天王山トンネル(新トンネル)に入ると、急に視界が暗くなったそうです。
まぁ、普通、誰でも明るい道路から暗いトンネルの中に入ると、
一瞬、視界が真っ暗になるもんなんですが、
その時は、いつもと何か様子が違ったそうです。
でも、それもほんの一瞬で、
いつもと、なんら変わりなく、トンネルを走って行ったそうなんです。
ただ、トンネルに入る前に比べ、交通量が急に少なくなったので、
「おかしいな」とは、思ったそうなんですが・・・。

そして、トンネルの出口・・・

彼は、太陽の光に、ほんの一瞬視界を失って・・・・、
次の瞬間、視界を取り戻した彼の目の前には1号車が・・・・。
それだけではなく、2号車から5号車までの全てのバスが、
彼のバスの前を走っていたんだそうです。

トンネルの中で、彼は追い越された覚えは全くなかったそうですし、
ましてや、後方のバスが、勝手に先頭のバスを追い抜いて行く・・・
・・・なんて事は考えられないんです。
でも、実際にトンネルの中で、追い抜かれていたんだそうです。

無線で、5号車のドライバーに尋ねたところ、
トンネルに入ったら、
目の前を走っていたはずの6号車がいなかったので、
「ずいぶん飛ばしてるな」・・・・と思っていたそうなんです。
ましてや、彼の6号車を追い抜いた覚えはないと言うのです。

もしかしたら、
彼の6号車は、少しの間、違う世界に入り込んでいたのでは・・・・

・・・・・・・・

MoMoです。
この話と同じような現象が、
東名の日本坂トンネルでもあるって、聞いたことがあります。
大きな事故があったり、事故が多発するようなトンネルでは、
似たような現象が起こるものなのでしょうか?
そういえば、
日本坂トンネルの辺りも古戦場だったような・・・・・